とある山奥に、学園があった。
その学園の名前は私立月光学園。所謂金持ち学校である。
神川とおる
〜♪〜♪
この少年は、そんな学園に編入してきた神川とおる。高1。
神川とおる
(やっぱボカロは最高だな〜・・)
彼は今、大好きなボカロを聞いている。しかも大音量でだ。
それは何故か?
それは・・
モブ受けA
ねぇねぇ!あの人かっこよくない!?
モブ受けB
だよね!?付き合ってる人とかいるのかな?
モブ攻めA
それでな、そいつすげぇ良い声で啼くんだぜ?可愛くてよー
モブ攻めB
マジか!俺も抱きてぇー
曲を聴いていないと、この混沌とした世界の所為で頭がおかしくなってしまいそうだからだ。
神川とおる
・・・・・か、
神川とおる
帰りたい・・(泣)
そんな彼の泣きそうな声は、周りのホモトークにかき消された。
そして、春休みに遡る・・・
〈春休み〉
姉
ねぇ、とおるくん
神川とおる
ん?何?
始まりは、姉の一言からだった。
姉
私立月光学園に行ってくれない?
神川とおる
・・・は?
姉
だから、私立月光学園に行って欲しいの
神川とおる
いやいや、俺県立の高校に行くんだけど・・制服も買っちゃったし
姉
必要なものなら全部揃えてあげるから!お願い!(>人<;)
姉はまるで、神にでも拝むように俺に手を合わせてお願いしてくる。
神川とおる
ええ・・・
姉
・・・(じー)
神川とおる
・・そこって共学?
姉
ううん、男子校
神川とおる
・・・俺、普通に女の子と恋したいんだけど・・
姉
お願い!ね?(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
神川とおる
(う・・無駄に美人だがら断るのが悪くなってしまう・・)
神川とおる
・・・・・高校までなら
姉
やったあ!ありがとうとおるくん!
神川とおる
・・・(-。-;
かくして、神川とおるは姉の願いに折れて学園へと編入する事になったのだった・・。
と、まぁプロローグはこんな感じです!
あ、挨拶が遅れましたね!
私はニャンちゃんと言います!一応婦女子でもあり腐女子でもあります!w
まだまだ登場人物が出てきますので、暇な時にでも見てくれたら嬉しいです!
長くなってしまいましたが、また会いましょう!それでは〜!