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主
主
主
主
くろのわ（kzh）視点
kzh
倒れた場所から
血溜まりが広がっていく
油断した
甘かった
隙なんて見せてはいけなかった
kzh
knmc
問いかけても問いかけても
返事は返ってこなくて
濁った翡翠の瞳に弧を描いて
満足気に微笑むその姿が
現実を突きつける
knmc
knmc
こちらの声など聞こえていないのだろう
急に笑ったかと思えばすぐ口を閉ざして
焦点の合わない目と目が合う
kzh
kzh
kzh
kzh
kzh
knmc
knmc
kzh
knmc
knmc
knmc
振り絞って出された声は震えていて
どこか寂しそうで
泣きそうな顔だった
knmc
knmc
knmc
僕、だよ
kzh
kzh
kzh
彼はもう息をしていなかった
○んだ
たった一言で表すには重すぎるその現実に
今は向き合う余裕なんてなかった
kzh
kzh
kzh
返事は帰ってこない
分かっているのに
何度だって問いかけたくて
いつものような笑い声が聞きたくて
また減らず口を叩いて欲しくて
kzh
また、問いかける
knmc
穏やかに
狂気的とも見えるその微笑みを
ただ見つめるしかなかった
そっと、血色を失いつつある頬に触れても
微動だにしない彼は
ひどく
冷たかった
kzh
kzh
kzh
kzh
kzh
何度見ても
変わらぬその瞳を
そっと閉じた
コメント
16件
一気見してしまった…面白いの一言では表せない面白さだ…🫣
ちょっと神すぎて崇めないと気がすみませんねぇ…((
素敵な作品ありがとうございました！ 新作が出ても、お気に入りにして、いつも見返したいと思います！ この作品と出会えたこと、本当に良かったです！お疲れ様でした！！
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