主
主
さつき(ママ☆)
さつき(ママ☆)
さつき(ママ☆)
さつき(ママ☆)
さつき(ママ☆)
主
主
さつき(ママ☆)
主
主
あれ、ここ……いつもと違う。
今日はあの夢じゃないのか?
少年
桜我らん
なんの話だ?逃げ……?
少年
桜我らん
呆れるように「俺」が言う。
少年
桜我らん
パシャっと水の跳ねる音がする。
少年
桜我らん
二人の少年は楽しそうに水を掛け合っている。 ……これは、一体なんの記憶なのだろう。
病院の人?
と、遠くから声が聞こえる。
少年
桜我らん
桜我らん
桜我らん
少年
桜我らん
少年
桜我らん
…凄く、楽しそうだな。
少年
俺は、あんな事ー……
ピピーッ
瞬間、大音量で聞こえる車のサイレンの音がなった。 俺の、大嫌いな音でもある。
桜我らん
トラックが空色髪の少年に迫る。
……なんだ、あれ。
桜我らん
そう叫んだ俺がトラックの前に飛び出しーっ…
ピッピーー
桜我らん
桜我らん
そうだ。あれは夢だ。
なんだ。なんなんだほんと。 やめてくれ。あれは、夢以上でも以下でもない。
本当にあったことじゃない。 たかが夢だ。気にするな。
呼吸が乱れる。汗で服が張り付き気持ち悪い。
桜我らん
生きた心地がしない。
桜我らん
ふと、時計を見るとまだ午前2時である。
でも、ここから寝る気も起きなかったので、 勉強でもする事にした。
早く気をそらしたかった。 あんなもの、おかしいに決まってる。
桜我らん
なのに。
あの夢が頭に張り付いて離れない。 勉強に全く集中できないのだ。
桜我らん
勉強でだいぶ時間を潰したからか現在は午前6時。
俺は、早めでも良いと思い、 学校へ行く準備をした。
やはり学校には誰も居ない。
桜我らん
そう口にした途端、クラスの扉が音を立てる。
雨乃こさめ
桜我らん
夢の少年とこさめが良く似ているせいで、 勝手に気まずく感じてしまう。
雨乃こさめ
心なしか向こうも気まずそうである。
桜我らん
しばらく沈黙が続く。
どうしよう、余りにも気まずい。 ここは逃げるに限るか……
そう思い教室から出ようとすると、 後ろから声がかかった。
雨乃こさめ
桜我らん
振り向いてみてみると、こさめの顔色は悪く、 焦っているような、驚いているような、 不安感を感じているであろう表情をしていた。
桜我らん
雨乃こさめ
何でもない訳がないのだが。
桜我らん
一応聞いてみる。
雨乃こさめ
桜我らん
こさめの席に近づき軽く手首を握る。 そして有無を言わせず俺は歩き出した。
雨乃こさめ
抵抗するこさめを無視してベッドに寝かせる。
雨乃こさめ
桜我らん
雨乃こさめ
桜我らん
もう観念したのか大人しくなったこさめの言葉を遮ってもう寝るように促す。正直言えば、 これ以上こさめと一緒にいたくなかった。
こさめの目元に手をかぶせ、無理やり視界を暗くする。 彼が夢に落ち、寝息を立てるまでそれを続けた。
桜我らん
こさめの事が嫌いなわけじゃない。 でも、どうしても夢の少年とこさめを重ねてしまう。 そんな自分に反吐が出る。
今は、彼と話すべきではないと、 頭がそう言っている。
雨乃こさめ
夢見が悪いのだろうか。うなされている。
桜我らん
これで罪滅ぼしになるとは思わないけど。
彼の手を軽く握り、「何処にもいかない」と ただただ言い聞かせた。
こさめに言っているつもりではあったけれど、 本当は、自分に言い聞かせていたのかもしれない。
だって、「何処にも行かない」なんて約束は
絶対に守られないじゃないか。
主
さつき(ママ☆)
主
主
さつき(ママ☆)
主
さつき(ママ☆)
主
主
主
さつき(ママ☆)
主
コメント
3件
そういうさつきママこそほんとはちゃばちゃんのこと大好きなくせにぃ(๑♡∀♡๑) ツンデレだなぁ😒💓