小林リリカ
こんな人生・・・もう嫌!

白石奏
(ん?あれ、リリカちゃんだ!)

白石奏
(屋上って・・・立ち入り禁止じゃ?)

白石奏
(行けるようになったのかな?)

小林リリカ
友達も・・・先生も皆嫌い!

白石奏
(!嘘!フェンスの表に出て・・・)

小林リリカ
ごめんね・・・***

白石奏
嘘・・・だよね?

奏の母
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不在着信

奏の母
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不在着信

奏の母
お願い・・・奏、電話にでて!

奏の母
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不在着信

奏の母
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不在着信

白石奏
(・・・今日もうるさい。
友達が死んで、立ち直れる訳
無いじゃん・・・)

奏の母
奏・・・

白石奏
ふぁ〜・・・

白石奏
(今日は学校がお休み。いつもより
静かで、とても嬉しいようで
悲しい。)

白石奏
あれ?

白石奏
(いつもは音がするのに。)

白石奏
(諦めたのかな?)

白石奏
(母が居ない。買い物に
行ったようだ。)

白石奏
うっ!

白石奏
(顔が痛い。というよりも、
痒いその症状に悩まされる。)

白石奏
誰だろう・・・

白石奏
(どうせ宅配便だろう。
いつもは無視するのに、体が
勝手に動くように進む。)

白石奏
はい。

李千鶴龍斗
こんにちは。

白石奏
・・・?誰ですか、警察呼びますよ?

李千鶴龍斗
へぇ〜。俺を見て、
冷静に忠告するなんて。
そんな奴初めて見たよ。

白石奏
で、なんですか?

李千鶴龍斗
お前、顔の痒い症状に
悩まされていんだろ?

白石奏
っ!どうしてそれを・・・!

李千鶴龍斗
まぁ良い。

李千鶴龍斗
それ、七日後には悪化してる
だろうな。

白石奏
・・・?どういう事?

李千鶴龍斗
言った通りだよ。

李千鶴龍斗
その症状、他の人には
見えないだろ?

白石奏
そ、そうだけど・・・

李千鶴龍斗
昔からか?

白石奏
いいえ、最近ですが・・・。

白石奏
(何故だろう。この人になら
何でも教えてもいい気がする。)

李千鶴龍斗
・・・ふーん。そういう事か。

李千鶴龍斗
当たりで良かった。

白石奏
は?どういう・・・

白石奏
キャアアアアアアアアアア!!

白石奏
痛たた・・・って!

白石奏
ここ何処ーーーー!!?

李千鶴龍斗
俺住んでいる神社
だ。

白石奏
そ、そうですか・・・
(随分古びた所だな〜・・・)

李千鶴龍斗
何か言ったか?

白石奏
い、いえ!何も・・・

李千鶴龍斗
・・・やっぱり。

李千鶴龍斗
その顔の痒み、酷くなれば
「妖魔」になってしまう恐れがあるな。

白石奏
「ようま」?

李千鶴龍斗
お前、その様子だと
分かってないようだな

李千鶴龍斗
(妖魔の事を知ってもらう
べき・・・か。)

白石奏
あの・・・何ですか?

李千鶴龍斗
・・・おう、少し考え事をしていた・・・
んで、妖魔ってのは〜・・・

「妖魔とは」
彼らは存在自体は弱いが、
取り憑かれた時には取り返しの
付かない程の憎い姿になっているだろう。
白石奏
に、憎い姿・・・

李千鶴龍斗
続きを読むぞ。

妖魔は、人の弱き心に取り付き、
取り付かれると顔が痒くなり、
ついには顔面が真っ赤に染まり、
妖魔と化し、そして人を襲う
妖怪の類。
李千鶴龍斗
これで終わりだ。

白石奏
これって・・・

李千鶴龍斗
あぁお前の思ってる通りだ。

白石奏
私、このまま妖魔に
なっちゃうの?

白石奏
嫌だ!

白石奏
どうにか治す方法は
無いんですか!?

李千鶴龍斗
落ち着けガキ!

白石奏
!?(ガキって・・・💢)

白石奏
い、一応聞きますけど・・・

白石奏
治す方法ってあるんですか?

李千鶴龍斗
あぁ、一つだけある。

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気になる続きは次回です♥