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陽くん

月ちゃん

あ、陽くん!

椿

陽くん

今日生徒会あるから忘れないでね〜

あい!!河本くんにも言っとくね!

陽くん

ん、よろしく

陽くんがにこっと笑って2年の廊下から歩いていく

時折2年生徒のきゃあきゃあと騒ぐ声が聞こえる

椿

うひゃー、会長の破壊力えっぐいね

あはは…

椿

…良かったね、月

…ふふ

椿たちのおかげだよ

ありがとう

椿

いーや?月が頑張ったからでしょぉ〜♡

椿がわたしの頭を撫でくりまわす

わたしはそんな椿が愛しくてたまらなくなった

河本くん!

河本くん

ん、なに

今日生徒会あるから来てねって!

河本くん

河本くん

…仲直り、できたんだ

あ…っうん、会長ももう、元気だよ

河本くん

ふーん

河本くん、ありがとう

河本くん

は?

わたしと会長に話す機会をくれて

おかげで逃げずに済んだよ、わたしも会長も

河本くん

…そ

河本くん

ま、生徒会があんな雰囲気のままよりはマシ

…それって

よかったねってことだよねっ?

河本くん

知らね

河本くんはそのまま笑顔を向けるわけでもなく、いつもの気だるげな顔で教室に戻って行った

…ふふ

陽くん

ということで、牧原の出してくれた経費の予算をもとに

陽くん

買い出しに行ってほしいんだ

河本くん

めんどくさいので嫌っす

小春子ちゃん

私予算考えたので他の人たちで行ってくださいよ

茜くん

なんてー?なに?なんの話ー?

散沢副会長

私は行きたいのだけど、やらなければいけない仕事がありまして…

散沢副会長

それより1、2年生のこのやる気の無さ、どうにかしないとですわね…

(副会長が困ってる…!)

面倒なのはみんな同じでしょ

陽くんたちが卒業したらわたしたちだけでやらなきゃいけないんだから

それを自主的に取り組むくらい精が出てもいいと思うけどー?

河本くん

ちっ

河本くん

…じゃー行ってやるからあんたも来い

河本くん

言っといてあんただけこっち残るのはずるいでしょ

げっ

墓穴掘った…

河本くん

ばかじゃん

小春子ちゃん

やったー逃れた♪

茜くん

陽くん

じゃあ2人、頼んだよ

陽くん

それから────

んー…!疲れたぁ…

陽くん

今日は頑張ったね、みんな

ほんとにね…

陽くん

あ、そうだ月ちゃん今日家来る?

んー、行くー

陽くん

ん、影が月ちゃんと遊びたいってうるさいから面倒見てやって笑

陽くん

すっかり懐いちゃったね

元々影くんはかわいいけどね

ふふ、それならいっぱい構ってあげなきゃ

影くん

月ちゃーーーーん!

うわっ影くん近い!

影くん

ねえねえ何する?あれしようよゲーム!いっぱい持ってるよ!

うわーん久しぶりに影くんにタメ口で甘えられた、かわいー♡

影くん

えへやったぁ、オレちゃんと学校では敬語使ってて偉い?

うん!偉い!

陽くん

ん、飲み物どーぞ

陽くん

ほんと2人は昔から姉弟みたいだね

ふふ、そりゃあね〜

影くん

ねえ月ちゃんはやく!

陽くん

すっかり遅くなっちゃってごめんねー

ううん、送ってくれてありがとう

…あ、ねえ、陽くんに言おうと思ってたことがあって

陽くん

…うん、だろうね

きっとお互い思ってたこと

まずは────。

あのゲーム、やめない?笑

陽くん

だね笑

思えばばかみたいだ

だってあんなゲーム初めから────

陽くん

陽くん

…月ちゃん

…なーに?

陽くん

空…

陽くん

月が、綺麗だね?

…え、それ、って…

少し前を歩いていた陽くんは、振り向くとにこっと笑った

…っふ

きれいなのは、"つき"じゃなくて、"るな"でしょ?

陽くん

っあはは!!なにそれ!

わたしたちはほぼ同時に手を広げると、ぎゅっと抱きしめ合う

陽くん

…ばかだねー

甘く、掠れた陽くんの声が心地よく耳に響く

陽くん

あんなゲーム、初めから負けてたのに

…わたしも

その声の愛しさを噛み締めるように、わたしたちは笑った

それからしばらくして陽くんは気がついたような声を出す

陽くん

…あ

小春子ちゃん

河本くん

うわ、何この現場

え!?…ちょ、陽くん一旦離して!?

バッと振り返ると小春子ちゃんと河本くんがいる

小春子ちゃん

…やっぱり……

小春子ちゃん

おかしいと思ってたんですよね…そういえば2人ともタメ口になったし

小春子ちゃん

会長もあなたのことだけ名前呼びで、あなたも陽くん、なんて呼び出して…

…っ〜〜

陽くん

それもそうだけど、2人はなんで一緒なの?

小春子ちゃん

別に、ここ家近いしお裾分けのついでなんですけど!!

小春子ちゃん

どっちかというと副会長と桃尾のほうが───!

河本くん

うるさい…耳痛い…

河本くん

…んじゃ、おじゃまなようなんで俺らは帰ります

河本くん

河本くん

……お幸せに

小春子ちゃん

ふんっ、この2人で幸せにならないわけないでしょ!

あ、あはは…

陽くん

バレちゃったね

なんでちょっと楽しそうなの笑

陽くん

あは、それもバレた?

陽くん

さて、そろそろ俺らもちゃんと帰ろうか、危ないし

そうだね

合図なんてないけれど

お互いがお互いを求めるように、手を繋ぐ

ちらりと隣の陽くんを盗み見ると、暗がりのせいでよく分からなかったけど

その頬が、少し紅く染まっている気がした

〜fin〜

小悪魔な月ちゃんは陽センパイにだけ勝てない

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コメント

7

ユーザー

え、好き🥰🥰 陽センパイと月さんの気持ちがゲームを通してじゃなくて過去と同じように2人の仲が良い感じで通じ合ってほんとに良かった……!!それにあのタイミングで小春子さんと河本くん登場っていうのは最高👍そのうち生徒会公認になりそーだね!! サブタイトルの『日進月歩』って陽センパイ(日)と月さん(月)を表してて最終回らしくていいし、陽センパイの「月が綺麗ですね」ってセリフと

ユーザー

つきとるなの流れはおしゃれすぎますって…(´・∀・`)🖤 ほんと平和もう嬉しすぎます

ユーザー

最終話です!! 改めてご愛読いただいたみなさま、本当にありがとうございました!番外編公開と同時に次の連載のストックがあるので更新していきます〜👀❤︎❤︎ もう少しの間このアカウントをよろしくお願いいたします!!

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