凜々奈
はぁぁ!食った食った!
春千夜
美味かったか?
凜々奈
うんっ!!
春千夜
じゃあ、さ...
凜々奈
ん?
春千夜
お揃いの、買わねーか...?
彼はモジモジしながら 近くの雑貨に目をやる
凜々奈
...いいね!お揃い!
春千夜
あそこの雑貨で.....
凜々奈
うん!行こ!
ぱっと明るくなる彼の顔は綺麗だった
凜々奈
んーーーー.......
小物をじっと見つめながら 悩んでいる
彼女の横顔は綺麗だ
春千夜
これとかどうだ?
ふと目に入ったキラキラの キーホルダーを見せた
凜々奈
わぁぁぁ!!!
凜々奈
可愛い!!
目をキラキラさせながら 食いついてきた
春千夜
ゴールドとシルバーどっちがいい?
凜々奈
んーーー、ゴールド!!
春千夜
んじゃ俺シルバー
凜々奈
やったね!!
春千夜
俺買ってくる
凜々奈
え、待ってよ
春千夜
今日は俺が誘ったから大人しく奢られとけ
凜々奈
あ、ありがとう!
優男な発言が出来ただろうか
ショッピングの帰り
凜々奈
わざわざ送って貰っちゃってごめんね?
春千夜
これくらい...
彼は首の後ろをかいて目を逸らす
凜々奈
ふふっ
春千夜
んだよ...
凜々奈
何もなーい!
凜々奈
ありがとね!
春千夜
おう
凜々奈
じゃ、明日学校で〜!
春千夜
あぁ...
彼とはそこでお開きになった
楽しく充実したショッピングだった
凜々奈
ふわぁ.....
凜々奈
春千夜ー、はよぉ
春千夜
おう
春千夜
え、
凜々奈
どした?
春千夜
キーホルダーカバンについてる
凜々奈
あ、これ?そうそう!
凜々奈
...って春千夜もついてる!
凜々奈
ほんとにお揃いじゃん!w
春千夜
はっw
彼は目を細めて笑った
その笑顔はいつもより かっこよく素敵なものだった
凜々奈
.........
春千夜
何だよ、ぼーっとして
凜々奈
やー?何もー?w
春千夜
んだよ
凜々奈
ふっww
いつもと同じように つんつんしてる彼は可愛い
明日も明後日もずっと見ていたい
そんな気持ちが彼に芽生えた
𝙉𝙚𝙭𝙩 ⇝♡300