テラーノベル
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ザンカ
瞬間 、 何処からか 溢れんばかりの 白い光が 差し込み 、 ザンカの 視界を 支配する 。
ザンカ
エンジン
ザンカ
真っ直ぐに 見詰めて いたはずの エンジンの 驚いた 顔も 、一瞬で 白い光に 溶けて いった _
ザンカ
ザンカ
ザンカ
ザンカ
趣のある 部屋の 構造 、 品のある 色をした カーテン 、 少し 橙がかった シャンデリアの 照明 … 。
見た 覚えの ない 高級感 溢れる 内装に 唖然と する 。
ザンカ
数刻前のことを 思い出し 、瞬時に 部屋を 見渡す 。 しかし 目につくのは 洒落た 骨董品や 使い所の 無さそうな 家具ばかり 。
ザンカ
ザンカ
彼を求めて 振り返った 先には 、 ザンカの 背丈 4つ分 程の 、 重々しい 鉄製の扉が 佇んでいた 。
ザンカ
ザンカ
腹を決めて そっと扉に 触れ 、 ひやりとした 温度を 感じていると … 扉の 向こうから 、何度も 鼓膜に 張り付いた 声が 。
エンジン
ザンカ
一寸の 迷いも なく 扉を 蹴破る 。
蹴破られた 扉は 大きく 破損し 、 地響きの ような 音を 立てて 床へ 崩れ落 ちる 。
ザンカ
ザンカ
ザンカ
エンジン
手足を 高品質な ピンクの リボンに縛られ 、ベッドの上で 座り込む エンジンの姿が …
エンジン
ザンカ
目の前の " エンジン "は 困ったように 眉を下げ 、小恥ずかしそうに 苦笑いをして いる 。
エンジン
エンジン
ザンカ
エンジン
ぐるりと 部屋を見渡し 、ザンカの方を 振り返ると … ザンカは 既に 真正面に立ち 、こちらを見下ろしていた 。
ザンカ
エンジン
エンジン
_ 普段は 掃除屋を導き 、仲間を鼓舞し 、己自身も 目を見張る程の 強さを持つ 掃除屋の要 、エンジン 。
そんな 彼が …今は 行動不能。 更には 弱々しい姿で こちらを見つめている。 今だけは _
ザンカ
エンジン
瞬間 、即座に エンジンの両足のリボンを 破りとり 、そのまま 重心ごと ベッドに 倒れ込む 。
エンジン
全く状況が 理解できず 、数秒 脳が思考を停止する 。
エンジン
自身に 伸し掛る 重み 。 いつの間にか 大きく 開かれた脚 。その片方を 肩に担ぎ上げ 、 割って入る _ ザンカ 。
エンジン
ザンカ
ザンカ
常軌を 逸した様子で ぶつぶつと 呟き 、並行して エンジンの 分厚い コートの前を 思い切り 開く。
ザンカ
大きく開かれた 服からは 、喉仏が ひくつく 首筋が さらけ出される。
ザンカ
エンジン
返事を待たず 、 前のめりになって エンジンの 首筋に 噛み付く 。
エンジン
ザンカ
獲物を 貪るように 、何度も 、何度も 首筋に 甘い噛み跡を 残す 。
エンジン
ザンカ
聞こえていないのか 、ザンカは 首筋に 舌を 這わせ 、更に じんわりとした 熱が エンジンを 襲う 。
エンジン
手は どう足掻いても 解くことは出来ず 、自由となったはずの 脚も 、ザンカの身体が 間にあるため 空を 切るばかり 。
エンジン
エンジン
" めちゃめちゃに 性欲が溜まっている!! "
エンジン
エンジン
ザンカ
顔を埋めながら エンジンの 様子を伺い 、嫉妬で 顔を歪める 。
ザンカ
そう呟き 、するりと 下着と 厚い肌の間に 指を滑らす 。 柔い 指の腹で エンジンの皮膚の 固さを感じ 、思わず 身震いして 。
エンジン
ザンカ
エンジン
ザンカ
こんな状況でも 冷静な エンジンの声色を聞き 、現し難い 感情が 起伏する。
ザンカ
エンジン
ザンカ
言ってしまった 。…目の前の エンジンは 、目を 見開いて 硬直している 。拳を握り 、向き直る。
ザンカ
ザンカ
そう 独り言のように 呟きながら 、再度 指を 動かす 。
エンジン
やけくそに 滑らせた 指先が 、偶然 エンジンの 胸の頂に 触れる 。 _ その瞬間 、 彼の 身体が 跳ねた 。
ザンカ
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コメント
3件
ザンエン大好きなのでアリガタすぎる〜続き一生待ってます!
神よ……もうずっっと待ってました、ホントにザンエン有り難すぎる。そして書くの上手すぎです、続き一生待ってます
っあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛好きです。ありがとうございます。😇