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サボりっていうのは! 一週間に一回ぐらい開かないことだよう!?(←は?そこに反応すんなよ?) で、!すごいと素敵なお話だと考えてるから、いつでも待ってるね!
最後のセリフが一番泣ける、、、
R.
僕に叩かれた頬をおさえながら
上擦った声で僕の名を呼ぶりうちゃんは
今にも泣きそうな顔をしている
僕を見つめている初兎ちゃんは
信じられないといった表情をしていた
こうなるとは分かっていたし、予想していたけど
やっぱり、メンバーの悲しそうに歪んだ顔を
これ見ているのは辛くて、うつむいていると
急に誰かが、僕の近くにやってきた
Y.
Y.
近づいてきたのはアニキで
悲痛な声で僕に訴えかける
ごめんなさいって今すぐ謝りたかった
でも、そんなことしたらここまで
嫌われようとやってきたことが全て無駄になってしまう
だから、僕は最後まで悪役にならなきゃいけない
H.
皮肉そうな笑みを浮かべる
ふいにばしっと強い衝撃が頬に走った
N.
複雑な表情で叫ぶように僕に問いかけるのはないちゃんの声で
H.
と、気づいてじんじんと痛む頬を静かにおさえた
N.
N.
H.
あぁこれで、メンバーと離れられる
メンバーと離れれば、もう僕のせいで誰も傷つかなくていい
そうだよね……?
きっと、そうだ……そうだから
僕はここから出ていくことにした
H.
そう一言だけ呟いて
僕は身を翻した
部屋からお財布とかスマホとか
最低限のものをカバンに詰めた
H.
そう思い、出ていこうとした時ふいに
初兎ちゃんに買った誕生日プレゼントが目に入った
H.
H.
H.
少し、悩んだ
捨てていくことも出来た
けど……
僕は、どうしても渡したい…
これは誰のためでもない、僕の最後の我儘だ。
さすがに、誕生日プレゼントを
初兎ちゃんに直接会って渡すことはできないから
初兎ちゃんの部屋の扉の前にそっと置いておいた
H.
H.
見慣れた玄関
でも、きっと見るのは今日で最後になるのかな……
H.
H.
小さく呟いた声は、みんなに届いただろうか。
体を打ちつけるような土砂降りの雨の中を
僕はあてもなく歩く
シェアハウスからだいぶ離れたところに来た時
ふいに堪えていた涙が堰を切ったように溢れ出した
H.
もはや僕の頬を濡らしているのが
雨なのか、涙なのかはわからなかった
これがもし、神様が僕に与えた罰ならば
僕が犯した罪は、
生きていることを後悔したことですか
メンバーを傷つけたことですか
それとも……
いつの日か、
メンバーとずっと笑っていたいと
叶いもしない、永遠を願ったことですか。
リリン
リリン
𝐧𝐞𝐱𝐭…♡800