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信じてほしかった。

15 - 第14話 今更、気がついたこと

♥

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2024年04月20日

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初兎side

いむくんがここから出て行った

俺はその背中を見つめるしか出来なかった

弱くて、結局何も出来ない自分に腹が立つ

R.

ぅ……グスッ…

声を押し殺しながら泣くりうちゃん

S.

りうちゃん……

その小さな背中をさする

R.

ぁ、え……

R.

初兎ちゃんッポロポロ

R.

あのね、信じてくれないと思うけど……

R.

ほっけちは、やりたくてあんなことしてない……!

必死に俺に訴えかけてきたりうちゃん

俺もその意見に同感だった

だって、いむくんが理由もなくあんなことするとは思えない

R.

ほっけちね、りうらを叩く時

R.

"ごめんね" って言ってんだよ……!

S.

……うん、僕も聞こえてたッ

そう、いむくんはあの時

今にも零れそうな涙を堪えながら

ごめんね、って苦しそうに呟いていた

R.

それとね...りうら、、見えちゃったんだ

R.

ほとけっちの首に……、

R.

誰かに絞められたような痕があったの……ッ

S.

え……?

いむくんの首に絞められたうな痕……?

それは俺が知らない情報だった

R.

なにかあるんだよッッ絶対……!!

S.

ッ……そうやな

S.

……、

胸が異様にざわついた

その、違和感を振り払らうために立ち上がる

S.

俺、いむくんのこと探してくる…ッ!!

考えるより、先に言葉に出ていた

R.

りうらも!!

俺たちは、夜の静寂を切り裂くように

家を飛び出していった

S.

ハァッ……ハァッ、

S.

いむくん……!!

土砂降りの雨が俺たちを突き刺すように降る

いむくん、どこにいるんやろ…...

R.

ほとけっち...

りうちゃんも涙目で、いむくんを探している

冬の夜は、空気が澄んでいて

星が一層綺麗に見えるはずなのに

今日は、綺麗なんて思えなかった

あれから、何時間立っただろう

どれだけ探しても、見つからなくて……

結局、俺たちは今日は諦めて帰ることにした

S.

いむくん、ごめんね

S.

絶対探すから……!

俺たちは家に帰ってきた

部屋に戻る時、あることに気がつく

S.

なんか、ある……?

僕の部屋の前に置かれていたのは

紫色の紙でラッピングされた小さな箱

手に取って、開けてみた

そこには紫色に輝く飾りのついたネックレスがあった

隣にはメッセージカードが添えられている

『 僕の自慢の相方へ 誕生日おめでとう。大好き。 僕の相方で居てくれてありがとう️ 』

それは紛れもなくいむくんの字で…………

S.

ぅ"ぁああ

S.

いむくんッポロポロ

S.

ごめんッごめんなさい……、

S.

何も出来なくて...ごめん……ッ

後悔しかなかった、そんな俺は

ただただ、縋り付くように

いむくんのくれたネックレスを抱きしめた。

リリン

えっと〜……

リリン

( '-' )スゥゥゥ.....

リリン

なんか喋ろうと思ってけど

リリン

喋ることなかったので、終わります

リリン

また、次回の投稿で〜.ᐟ‪

𝐧𝐞𝐱𝐭…♡800

信じてほしかった。

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コメント

75

ユーザー

泣いちゃた

ユーザー

めっちゃ泣ける😭 良いお話すぎる

ユーザー

涙が止まらない😭

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