ぬし
ぬし
中学生になった
昔からあまり学校は好きではなかったけど、中学生になるとますます嫌になった
いじめの事を大人に話しても信じてくれないだろうと思い学校へ行く準備をした
授業が終わり、いつもの様に屋上へ来た
いつも通り殴られた後、一通り暴言を吐かれた
その瞬間に、今まで無かった感情が溢れ出てきた
此奴らを殺したい
気づけば目の前が真っ暗になっていた
急に視界が真っ暗になり、困惑している僕をよそに彼奴らの悲鳴が聞こえた
ナイフで人を刺すような音も聞こえた
数分経つと、視界が少し見えるようになった
そこに居たのは、もう1人の僕だった
クラスメイトが必死で逃げる中、もう1人の僕だけがもう息をしていないクラスメイトの死体をグサグサと音を立てて刺していた
もう1人の僕をよく見てみると、右目が赤かった
左目は髪がかかっていて見えなかった
でも僕の目は両方黒色だ
ならあいつは一体誰だったのか?
…少しだけ思い当たることがある
無知とヒナタが言っていた存在だ
元の世界に居た時、不思議な現象は沢山あった
多分何らかのバグで元の世界に来たんだと思う
そして予定より早く僕に最強の能力が付与されてしまったのだと思う
先生に話しても全く信じてくれず、不審者が入ったのではと言い校則が少し厳しくなっただけだった
信じてくれないかと思い、もう家に帰る事にした
そうやって4年が過ぎ、高校二年生になった
今日は外に出かける予定があったので、もう夕方だったが外へ行くことにした
外で歩いている時、人一人が通れるような路地裏があった
引かれるように路地裏に歩いていくと、入った瞬間、薄暗くて寒い空間になっていた
薄暗くて寒い、ここはどこだろう_
……思い出した
こうして、僕は皆がいる世界へ来たんだ
葵
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みこだよ
葵
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みこだよ
葵
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博識者
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水蛟竜の手下
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ぬし
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