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悠佑を仲間に加え3人パーティーになった俺たちは、早速ギルドでクエストを受注した。
りうら
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
りうら
悠佑
ないこ
道中は不気味なほど穏やかで…。 だが街に入った直後、高台にある神殿の方角から凄まじい爆音と 黒煙が巻き上がった。
ないこ
悠佑
見上げる高台の神殿からは黒煙が立ち昇る。そして神殿を覆い隠すその巨大な怪物は…。
りうら
悠佑
ないこ
ーー神殿にてーー
???
???
???
白紫の髪を「しょうちゃん」水色の髪を「いむくん」と呼び合う 若者たちは、王都の魔法学校の 法衣を身につけている。
初兎
hotoke
初兎
hotoke
初兎(しょう)が勢いよく杖を かざすと、その先端から火玉が 飛び出す。
初兎
hotoke
先程までうるさそうに翼や尾で 魔法使い達をいなしていた ドラゴンは、初めて彼らを視界 に捉えて低く唸り声を上げた。 そして大きく翼を広げ砂塵を 巻き上げると、咆哮と共に炎を 吐き出した!
初兎
hotoke
初兎
hotoke
初兎
hotoke
初兎
2人の脳裏に「撤退」の2文字が 浮かぶ。しかし興奮した ドラゴンはそれを許すつもりは 無いらしい。 大きく身を震わすとドラゴンの 鉤爪が初兎を襲った。
初兎
hotoke
ほとけが駆け寄ると、 ドラゴンの鉤爪で初兎の胸が 大きく切り裂かれていた。 初兎の身体から鮮血が吹き出す!
hotoke
初兎
hotoke
手負いの魔法使い2人と巨大な ドラゴン。その勝敗は火を見る より明らかだった。 少し離れた場所からヒヤヒヤと 様子を見ていたりうらは、思わず魔法使い達に駆け寄った。
りうら
hotoke
りうら
そこに、ないこと悠祐が遅れて 到着した。
ないこ
悠佑
悠祐はそう言うと、ケガの酷い 初兎の体に手を伸ばした。
初兎
hotoke
初兎
悠佑
悠祐はほとけに向かってそう言うと、ぐずる初兎の腕をつかんだ。
初兎
悠佑
りうら
悠祐とりうらに両脇を支えられ、初兎は立ち上がる。 しかし、ドラゴンがそれを見逃す はずは無かった。
ないこ
悠佑
ないこ
ジリジリと撤退する悠祐達を尻目に、ないこは内心焦っていた。 ドラゴンに勝てるとは到底 思えない…。 …と、その時、ないこの大剣が淡い光を発し、あの声が聞こえた。
???
ないこ
ないこが大剣をドラゴンに向けて高くかざした。 するとドラゴンは甘えた鳴き声を発し神殿の入口にうずくまった。
ないこ
ないこの問いに答えは無かった。 大人しくなったドラゴンを確認して、ないこは慌てて先に行く悠祐達を追いかけるのだった。