華
少し時間が空いてしまいましたが、こんにちは。
華
そろそろ終盤が近づき始めています。
華
不穏な空気が漂う麗ちゃん。この後彼女はどの道を選ぶのでしょうか…
牛タンつくね
よろろくおねがいするます。
華
本編始まります。
━━━━━━━━━━━━━━━━
麗
"私の周りには、もう、誰も要らない"。
ジョエル
…なぜ?
君は───仲間のために"白"になったのでは?
君は───仲間のために"白"になったのでは?
麗
ッ……!!
麗
…何故、
何故お前がそれを知っている!!
何故お前がそれを知っている!!
ジョエル
何故も何も…有名な話だ。
麗
有名、か……くだらない。
いいわ、どうせお前を消せばいいだけの話…
いいわ、どうせお前を消せばいいだけの話…
麗
だから…死ねよ!!
シュッ!!
ジョエル
!ふんっ……、
ジョエル
(コンマ1秒………動きが遅れてたら死んでいたな)
麗
(やっぱり動体視力に長けてる。……こんな奴に圧されてたまるか)
ジョエル
その程度か?ノワール。
…最強の"名折れ"だな
…最強の"名折れ"だな
麗
チッ…五月蝿いってんだよ!!
ジョエル
……ワンパターン。動きが読みやすいな。
何をそんな感情的になる?私が君の気に触る事でも言ったか?
何をそんな感情的になる?私が君の気に触る事でも言ったか?
麗
なってなんか………っ、!
麗
(───可笑しい、こんなの可笑しい。)
麗
(自分にも分からない。平静を…保てない)
麗
(何を愚図愚図している、ナイフを握って、いつものように、)
麗
(私は……"█"の、死神。)
麗
(そうやって生きてきた。そう繕って生きてきた。
今までも、これからも…きっと……)
今までも、これからも…きっと……)
「 ────!! 」
麗
っ……!
麗
(これは、
………"誰の言葉"?)
………"誰の言葉"?)
麗
(分からない。でも───)
麗
(どうしてこうも…心を揺さぶられるのだろう。)
───シュバッ!!
麗
!
ジョエル
っ!新手か!
牧
───お嬢様…!遅れましたが、合流します!
麗
…………牧、
( ドクンッ )
麗
(違う。私は…………ただ、)
麗
…邪魔。
こっちよりも、あのクズフード野郎探して
こっちよりも、あのクズフード野郎探して
牧
っ……ですが…!
麗
"邪魔"ってんの。
……要らないんだって
……要らないんだって
牧
………!
牧
お嬢……様……ッ、
ジョエル
……冷たい女だな。
──"お荷物"を、守らねばならないからかい?
──"お荷物"を、守らねばならないからかい?
麗
ッ…お前はさっさと殺してやるから、黙れ
ジョエル
ハッ、怖い怖い……。
しかし仲間に八つ当たりしているようじゃ、到底私には勝てないがな
しかし仲間に八つ当たりしているようじゃ、到底私には勝てないがな
麗
減らない口だこと…
……よく喋るね。
……よく喋るね。
3分前
牧
随分と広い…
牧
この先が、ロビー…
牧
私が一番なことはないはず。少しでも、お嬢様の負担を減らさなければ…
「 私の周りには、もう、 ───誰も要らない 」
牧
………え?
牧
いや、幻聴…?
牧
(そんなはず…お嬢様の声を聞き間違えるなど……)
牧
……正直、
牧
(覚悟はしていた。けれど、いざその時が来ると…)
牧
──心にくるものですね…
牧
…お嬢様は、
何があろうともついて行こうと決めた人。
何があろうともついて行こうと決めた人。
牧
櫻小路牧、最後の時まであなたのお役に。
━━━━━━━━━━━━━━━━
麗
はぁ、は はっ…
ジョエル
さぞ…お疲れのようで。
麗
……五月蝿い、…クソッ、
麗
(───こっちは後ろ気にしなきゃなんだよ…)
「 なんで、後ろなんか… 」
牧
(……何も、できていない…お嬢様に、護られている)
牧
私は…………、
牧
(そんな……
そんな私でも…!)
そんな私でも…!)
牧
"できること"が……───あるんです!!
ジョエル
(!なにか…来る、)
───カタッ、
シュッ!!!
麗
っ!
麗
あ、っぶな…
ジョエル
グッ……、!!
ジョエル
(スペツナズナイフか、小賢しいヤツめ……!!)
麗
(深かったな。…今のは、相当)
麗
───そろそろ諦めれば?勝ち目ないでしょ。
部下もいないんだし
部下もいないんだし
ジョエル
フッ、君こそ。"貼り付けて"いて何が楽しい?
麗
……どこまでもコケにしやがって
麗
お前には何もわからない。
誰にも理解されない
理解など、同情と同義だ
上辺の情報だけでわかった気になって
勝手に心配して、同情して、理解したふりをして近づいて利用するだけ
私など、自分をよく見せるための道具でしかない
そんな奴は要らない
昔、そう決めた。
何故、決めたのに
覆したのだろう。
麗
(まぁそれだけでは、ないのだけれど………)
麗
───今は…
それだけが、疑問だ。
それだけが、疑問だ。
同刻
狄
──この先で間違いない。
日晴
マジで広いよなぁ…
俺1人だったら絶対、迷子になってた……
俺1人だったら絶対、迷子になってた……
アリス
…普通よ、このくらいは。
これでも"協会"の施設だもの
これでも"協会"の施設だもの
カッ…
アリス
…だれかいるわ
日晴
!
真
………律儀に来たんだな。
狄
……ボス、
日晴
オイなんで…あんたがここに?
日晴
ここの首領と…戦うんじゃなかったのか?
真
は、戦うわけないだろw
そういうのはアイツ…"アイツら"の仕事だ
そういうのはアイツ…"アイツら"の仕事だ
日晴
ッおまえ……麗さんを騙してるのか?!
真
そう聞こえが悪いことを言うな。言うとなれば…互いに利用してるだけだ。
日晴
"利用"…?
でも、麗さんは───!!
でも、麗さんは───!!
真
その考え方は辞めろ。
…あいつが一番嫌う。
…あいつが一番嫌う。
日晴
…っ!
狄
……やめとけ、日晴
真
──今、行くなよ。
日晴
分からねぇよ、……おまえの戯言なんか聞くモンか。
日晴
俺は…、!麗さんの味方だ!!
ダッ…!
アリス
ちょっと………
まって日晴!
まって日晴!
アリス
……ごめんなさい狄。
でも私、───あの子を放っておけない
でも私、───あの子を放っておけない
タッ
狄
日晴ッ!…アリスさん!!
真
……ほっとけ。
行ったところで死ぬだけだ。
行ったところで死ぬだけだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━
牛タンつくね
乙さまでした!
あとがきは私が〆まふ。
あとがきは私が〆まふ。
牛タンつくね
……と言ったもののあんまり書く事ないので次回お楽しみに!!!
牛タンつくね
ばいばい!!
👩🏻🦳🎭🔫🗡🤍🖤
👩🏻🦳🎭🔫🗡🤍🖤







