テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
りうぅ
7,823
attention
こちらはsxxn様の二次創作となっております
「保健室登校」を題材として書かせて頂きました
体調不良や精神的不調に関する表現を含みます
苦手な場合は無理なさらず、ブラウザバックお願いします
まだ春を知らない僕らへ
第1部
第1話
《 保健室のすみっこに 》
h
s
少し間が空いてAl音声が保健室中に響く 。
それは彼の出した声じゃなくて 、
彼の手元にあるスマートフォンから出た音声であった 。
h
i
h
i
すち、と呼ばれる少年……緑野すちの隣でカードゲームを繰り広げる少年ふたりは
手持ちのカードを投げ出してすちの顔を覗き込む 。
i
s
暖房の聞いた保健室では、
必死に勉強をしているいかにも優等生そうな少年と、
つくえの上に散らばったカードを片付け始めた2人の少年 。
デスクに向かって仕事をしている養護教諭である俺の姿。
彼らが高校一年生の途中から今まで約一年弱。
この保健室登校3人組がいる環境が俺にとっての当たり前になりつつあった。
l
h
s
i
l
h
l
朝の会の始まりを告げるチャイムがなる。
3人はいそいそと宿題やゲームを片しながら保健室の端っこに3つ並んだ机に着席した 。
l
h
l
h
不服そうに唇を尖らせる先程UNOでめちゃくちゃ負けていた少年、
暇 凪月は号令をかけた 。
l
l
l
そう聞くと、みんなが黙りこくった 。
これはいつも通りの反応 。
まあ保健室登校の子なんていうのは教室に行きたくないから保健室に来ているわけで 、
教室で授業を受けるかどうか決める時間は苦行でしかない 。
i
h
s
真っ先に声を上げるいるまにそれに続くなつ 。
それに同調するように何度も頷くすちを見て、俺もわかったよと承諾した 。
l
l
l
i
s
h
反応が多種多様である 。
l
l
l
s
l
しばらくして 、 1時間目の始まりのチャイムが鳴った 。
俺は机の周りに付けられたカーテンを優しく締め、自分のデスクに座った 。
3時間目の時間に体育をして4人で教室に戻る 。
急な来客や具合の悪くなった生徒が俺の元を訪れることもなく
最初から最後の時間まで体育をすることができました 。
今は少し早く切り上げて、他の生徒と接触しないうちに保健室に戻ってる 。
h
s
l
l
h
s
h
そんな会話をしているうちに保健室の扉が見えてくる 。
l
そう言って俺の半歩後ろを歩いているいるまをふりかえる 。
i
そう言って少し顔をあげたいるまの顔色が少し悪く見えてそっと近づく 。
l
i
かなり疲れた様子でそう答えるいるまの背中に優しく手を添えた 。
l
i
l
保健室登校の理由は本当に様々である 。
昼休みの始まりを告げるチャイムがなる 。
h
s
そんな事を言いながらお弁当を広げる2人を横目に
4時間目の初めからずっとしまっていたベッド周りのカーテンを開けた 。
l
i
l
i
l
i
まだ眠そうに欠伸を噛み殺すいるまを見ながら 、 ほっと胸を撫で下ろす 。
次またこういう事やる日があればからはちょくちょく休憩挟むようにしよう 。
h
s
i
s
特に誰も気に停めた様子は見せず3人で机を囲んでいる 。
この3人が保健室登校となってからもう1年弱 。
だいたいお互いのことを理解しているのだろうか、
それともあえて突っ込まないだけなのか 。
俺にはまだ分からない。
ただ、この場所では。
誰かが休みたければ休む。
話したくなければ話さない。
それだけは、三人とも分かっているようだった。
コメント
2件
水サマと黄サマも後ほど出ます🙌🏻💕︎︎
おおおお…!めっちゃエモい…!!😭💕 保健室って、なんか「逃げてもいい場所」って感じがして、すごくあたたかいよね。いるまくんの顔色悪くなったときの「薬は?」「ある」のやりとり、短いけど先生の優しさがじんわり伝わってきて泣ける…。3人それぞれの距離感、無理に詰めないけどそばにいる、ってのが尊すぎるよ…!次の更新も絶対読む!!🌸✨