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ベネット・ガルシア

気に入った物は自分の物にする。

エマ・フォーカス

この国の女王アンバー・ホワイトとその護衛。

お爺さん

まさか…アンバー様が?そんなお方ではないんじゃが…。

エマ・フォーカス

本当にそうですかね…私のこの本アンバー様は自分の物にしようと奪ってきたんですよ。

お爺さん

そうか…でもどうやって取り返せばいいんじゃ?相手は、女王。そう簡単には無理じゃ。

ベネット・ガルシア

でも、無いと困る。罪人お嬢様?

エマ・フォーカス

ベネットは、私の顔を見る。

エマ・フォーカス

分かった!私がアンバー様のお城に行きベツレヘムの星を取り返してくるよ!

ベネット・ガルシア

本を取り返したばっかりだけど、頑張れ!

エマ・フォーカス

ちょっと!ベネットも来るんだよ!?

エマ・フォーカス

私の仲間でしょ?

エマ・フォーカス

次期女王の命令!!来なさい!

エマ・フォーカス

私はそう言うとベネットを連れアンバー様のお城へ向かった。

お爺さん

本は持っておく。気をつけてな!

アンバー様のお城の中

エマ・フォーカス

また戻って来ちゃったよー!でも、頑張らなくちゃ。

ベネット・ガルシア

あっ!護衛が来る。ここは、僕に任せて。

エマ・フォーカス

えっ?うん……。

エマ・フォーカス

そう言い、ベネットは私の背中を押した。

アンバー様の部屋

エマ・フォーカス

よし…ベツレヘムの星、ベツレヘムの星…あった!

エマ・フォーカス

机の上に置かれており、ガラスケースの中に光って綺麗なベツレヘムの星があった。その輝きは、本物の星のようだった。

エマ・フォーカス

早く取って帰ろう!護衛もベネットに任せてるし。

エマ・フォーカス

私は、ガラスケースに入ったベツレヘムの星を持って部屋を出ようとした時…。

アンバー・ホワイト

あらあら、やっぱりここに居たのね。取り返しに来ると思ってさっきまで待ってたのよ。

アンバー・ホワイト

本でしょ?本はここに…。あれ?

エマ・フォーカス

本は貴方が出掛けている間に取り返しましたよ…。

アンバー・ホワイト

なんでよ!護衛は、貴方が牢屋の中で泣いて本を欲しがってるとあの時は聞いたのに!?いつの間に、、、!嘘つき護衛!許さない。

エマ・フォーカス

文句を言うなら護衛にどうぞ。私は、みんなが必要としているベツレヘムの星を持って帰りたいので…。

アンバー・ホワイト

ダメよ。それも大事なの、、返してちょうだい。返してくれれば、痛い目にあわさないわ。

アンバー・ホワイト

さぁ?大人しくそれを渡すか?痛い目にあうか?選びなさい。

エマ・フォーカス

……嫌です。私は、ベツレヘムの星を皆さんに返してあげたいんです。じゃないと今年のクリスマスはみんな幸せにはなれません。

アンバー・ホワイト

ふん…。じゃあ力付くでも奪うわ。

エマ・フォーカス

そう言うと、アンバー様は私のベツレヘムの星を取ろうとした。

エマ・フォーカス

アンバー様は、ベツレヘムの星を取り笑った。

アンバー・ホワイト

あははは!私の勝ちね!

エマ・フォーカス

そうはさせません!私は、アンバー様が持っているガラスケースに入ったベツレヘムの星を腕で落としガラスを割った。

バリンッ!

アンバー・ホワイト

何してるのよ!危ないでしょ!酷い!

エマ・フォーカス

未成年の女の子を何も悪い事してないのに牢屋に入れる貴方は言えるですか!?

アンバー・ホワイト

返して!

エマ・フォーカス

嫌です!

アンバー・ホワイト

返しなさい!

エマ・フォーカス

無理です!

エマ・フォーカス

ベツレヘムの星を取り合いになる私達。それは、何度も続き、、。

ベネット・ガルシア

ねぇちょっといいかな?ベツレヘムの星を取り合い中のところ申し訳ないんだけど、アンバー様。君の護衛が何か言いたいことがあるらしいんだ。

アンバー・ホワイト

はぁ?今?何?

護衛

アンバー様…じゃなくて汚い野郎!俺はもうアンバー様の護衛や警備は辞めます!ありがとうございました!

護衛

俺も無理です!さようなら!

護衛

クリスマスや息子の誕生日まで貴方は何回も外に出て行き自分は護衛…。今年は無理です!待ってろよ、俺の家族!じゃあ。

警備

僕も。

護衛

僕も今日で辞めますね。元々辞めたいと思っていたので、機会ができてよかったです。

アンバー・ホワイト

何勝手に辞めてんの!?私は、女王よ!アンバー・ホワイト!待ちなさいよ!

エマ・フォーカス

続々と仕事を辞めていく部下、アンバー様の目はうるうるしていた。

ベネット・ガルシア

君は、人の物を奪い続けてその人を悲しませる。エマ様の本は、自分で取り返してたけど中にはアンバー様に奪われたままで物が返って来てない人も沢山居る。それってよくないよね。

ベネット・ガルシア

国民も一部の人しかこの事を知らない。この事を聞いた国民は君の事が嫌いになる人も居るだろう。人の物は、勝手に奪わず人に返してね。

エマ・フォーカス

そうそう!貴方に奪われた本人からもお願いだよ!

護衛

そうですよ。2人とも…アンバー様だけが悪いわけじゃないんです。俺達護衛もその事が注意できなかった。俺に関しては、ベツレヘムの星をハシゴを使って取った本人です。本当にすみません。

エマ・フォーカス

ベツレヘムの星や今まで取った物は、返して謝ればいいんじゃないかな?でもそれをするかどうかは貴方達次第だけどね。特にアンバー様。

エマ・フォーカス

アンバー様は黙っていた口を開いた。

アンバー・ホワイト

そうよね、、、自分でも分かっていたわ。ダメだってことでも…物を最初に集めた時の楽しさが忘れられなくてごめんなさい。ちゃんとみんなに返して謝るわ。

ベネット・ガルシア

事件解決…早速街に戻ろうか。

エマ・フォーカス

意外に早く終わったけど、ベネット何したの?

ベネット・ガルシア

僕は、ただ護衛や警備を集めてアンバー様の行動と物を取られた人の気持ちを長く教えただけだよ。

エマ・フォーカス

そっかなんか凄いね。

ベネット・ガルシア

僕はただ悪い事をした人達には、自覚を持って欲しいんだ。そして被害者に謝ってほしい。

エマ・フォーカス

うんうん。それが良いよね。

エマ・フォーカス

街の人にみんなで協力して呼びかけて多くの人が集まった。

アンバー・ホワイト

この国の女王私。アンバー・ホワイトは、物集めるのが好きで勝手に人の物を取ってしまいました。本当にごめんなさい。一部の人にしかこの事は知らず、皆さんは美しく優しい私を今まで見ていたと思いますがそれは違います。

エマ・フォーカス

ペコッと謝るアンバー様。街の人達は静かに聞いていた。

街の人(女)

アンバー様みんなに話してくれてありがとう。私も物を奪われた1人の被害者だけど、全然気にしないで今は怒ってない。

街の人(男)

俺も取られたけど、返してくれればいい。

エマ・フォーカス

街の人達は、アンバー様が反省しているのを理解したのか責める者は誰1人として居なかった。

エマ・フォーカス

私達は、順番に返していく。

エマ・フォーカス

何時間か経ち、、、

ベネット・ガルシア

やっと終わったね。

アンバー・ホワイト

みんな協力してくれてありがとう。護衛や警備の人達も今までごめんなさい。心を変えるから良かったら戻って来てくれない?

エマ・フォーカス

護衛や警備の人達は顔を見合わせて頷いた。

護衛

良いですよ。

護衛

しょうがないですねぇー。

警備

勿論。

警備

給料増やしてくれるのであれば…。

アンバー・ホワイト

みんな本当にありがとう!

本の世界 〜罪人と呼ばれたお嬢様とベツレヘムの星〜

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