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今日、朝、
部活の朝練をしていた時、
まぜ太と言う、同じ部活の、同い年の奴に話しかけられた
放課後、屋上に来て欲しい
って。
かなり真剣な顔をしていてた彼は、
いつも、そんな顔して部活に取り組めよ、
って、内心思った。
けど、
その顔が、なんとも言えず、かっこよかった。
まだか、まだかと待っていると、
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やっと来た彼は、
汗だくで、顔が赤くて、
少し、色気があった。
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なにかの冗談か、と思いつつ
続きを聞く。
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生まれて初めて告白された俺は、
少し戸惑ってしまったが、
まぜ太の告白の真剣な顔、
思い返す、いつものまぜ太との思い出。
何気ない事が、今思い返すと、
物凄くかっこよく感じてきて。
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顔が熱い
まぜ太を見るだけで、鼓動が早くなる。
茹でダコくらい、今顔が赤いだろうと思いつつ、
俺は、まぜ太の事が好きだったんだって、
初めて思い返した。
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頭を下げているまぜ太は、俺の今の表情に気付いていない為、
もう無理かな、と思い込んでいるようだ。
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顔を真っ赤にしながらも、ちゃんと気持ちを言葉にする。
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今、俺の顔を見た彼は、なんと思っているんだろう、
と思いつつ、
顔を上げた瞬間、喜びと驚きの顔をしていたまぜ太は、
物凄く可愛かった。
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多分、心の声が漏れてしまった彼は、
少し、恥ずかしそうに口を抑えていたが、
そんなとこも可愛いな、
なんて、俺は思ってしまって。
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目をきらきら輝かせて、嬉しそうな顔をしていあ彼は
今までで1番可愛かった。
次の日の放課後、
俺は、幼なじみで、仲のいい
あっきぃに、付き合った報告をした。
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数秒、沈黙が流れた後、
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あっきぃは褒めてくれた。
多分、いきなりでびっくりしたんだと思う
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俺は自慢した
好きになってしまえば、物凄くかっこよく感じてしまう
しょうがないもん
この気持ちを、今すぐに、誰かに打ち明けたかった
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後ろから、誰かから呼ばれたが、
勿論その相手はまぜ太だって、すぐに分かった
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少し、元気の無い返事だったことに、俺は気付かず
一目散にまぜ太の元まで走った
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その後、
俺達は他愛もない事を話しながら
二人で楽しく、家に帰った。
少し後に、廊下に響き渡っていた泣き声が、
あっきぃだったとも知らず。
それからも、まぜ太とは沢山デートに行って、
学校でも、外でも、
ほぼずっと一緒に居るくらい
らぶらぶで、
1年くらい過ぎた頃だった。
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理解出来なかった
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胸が、ズキズキ痛んだ
俺は、まぜ太が好きだ
かっこよくて、俺の彼氏だから…
なのに、この気持ちは何、?
なんで、辛くなってるの、?
なんで、涙が溢れそうなの、?
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俺と話してる時に、あっきぃから離れて行ったことはなかったのに、
俺から、いつも離れてはくれなかったのに、
あっとの傍に行ったのが、たまらなく嫌だった。
離れないでって、
言いたくなった。
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いつも、俺とあっきぃと、2人だけで行ってた水族館。
夜に、こっそり家を抜け出して、
夜の綺麗な水族館を、2人だけで過ごすのが、
俺らの、夜の楽しみだった。
けど、ここ1年くらいは、あっきぃとは全然行っていなかった。
何故なら、まぜ太と毎日過ごしてたから。
俺と、あっきぃだけの、秘密の夜の水族館。
2人だけの秘密の水族館だって言ったのに、
この前、そんな事忘れて、まぜ太と行ってしまった。
そして、その事もあっきぃに伝えた時、
あっきぃは、少し悲しそうな顔をしていた。
俺は、忘れ切っていた為、なんとも思わなかったが、
最近になって思い出して、
申し訳なく思っていた。
いつも、俺が守るからって、
あっきぃが危ない時とかは、俺が守って、
よしよしって、頭撫でてあげてたっけ…
俺の役目も、彼氏の役目になってしまった。
俺の全てが、あっとに奪われていく。
そんな考えでいっぱいになっていた頃、
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俺は、まぜ太の声にも気付かず、
集中して、考え事をしていたみたいだ。
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俺は、まぜ太に、顔を触れられる迄気付かなかった。
俺が、無意識に泣いていたことを。
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おかしい
何かがおかしい
俺は、まぜ太が好きで、
今まで、まぜ太を好きだと思い込んでいたのに。
いつも、あっきぃにも、
よしよし、頭撫でて貰ってたっけ…
あっきぃが恋しい、
なんだか、あっきぃの事をずっと考えてしまう
今までを思い返しても、
まぜ太だと、なんだかイマイチ、満足が出来た心地がしなくなってきた。
あっきぃとの、笑いあった日々を、
また、一緒に過ごしたい
あっきぃがいい
あっきぃが隣じゃないと嫌だ
俺は、
俺は…
本当は、あっきぃが好き、だった…?
今更後悔したって遅い。
だって、もう俺はまぜ太の彼女で、
あっきぃは、あっとの彼女だから。
もう少し、真剣に考えるべきだった。
あっきぃに、告白をした。
返事は、ごめん、だった。
あっきぃも、俺が好きだったらしい。
でも、今はなんだか、冷めてしまったらしくて…。
この先もずっと、モヤモヤして生きていくのだろうか。
まぜ太と、この先、やって行けるだろうか。
まぜ太には、あっきぃが好きだって事も、告白した事も言っていない。
あぁ、
過去に戻れるなら、
あっきぃに、
告白、したいな…
過去に、
戻らせて…
~ 読み切り ~
コメント
4件
やっばいすきです! 後から気づいちゃう感じがもうたまらんですᡣ𐭩
ほんとーにいっそのこと4人d(((殴しつこい
片思いのぷりちゃん視点だぁぁぁぁぁぁ!!!!! やっぱり両思いだったんだ… まじでちょっと悲しい… けどいい作品だなと思いました!!!!!!!