もしこの日が来ることが 最初から分かっていたとしても
あなたはそれでも私を選びましたか?
私は迷わず「はい」と答えます
理由ならキリがないほど出てくるけど
あなたには今までの誰とも 違ったことを感じたんだ
人生楽しいことも辛いことも たくさんあるけれど
頑張ってきて良かったって
私が私で産まれてきて良かったって
そんなこと初めて思えた
だから私は この日が来ると分かっていても
何度だって何百回だって あなたを選ぶだろう
あなたと失恋するだろう
稲葉 宏
俺たち別れよう
そっか何となく素っ気ないから そうなのかなって思ってた
井口 千里
急にそんなこと
こんなこと聞くべきじゃない それも分かってる
でも心が言うことを聞かない
稲葉 宏
稲葉 宏
ちーちゃんを幸せにする自信がなくなった
思いきり振られた
重いとか価値観が合わないとか そんな理由を言ってくれた方が
きっぱり別れられたのに 嫌いになれたのに
井口 千里
今までごめんね
どんなに責めたてたくても 振り絞った声はかすれてた
稲葉 宏
井口 千里
これからも頑張ってね
精一杯の笑顔
いつか良い彼女だったなって 思ってもらいたくて
絞り出した笑顔は きっとこわばってた
稲葉 宏
幸せになってな
井口 千里
あなたと見た景色が ずっとカラフルだったから
ひとりで見る景色は どんなだったろうとふと考えた
井口 千里
モノクロってこういうのかな
一気に崩れてくカラフルな世界は
私だけモノクロにしてしまった
井口 千里
井口 千里
井口 千里
絵の具のカラフルな色のバケツが たった一滴の黒色で
全て黒になってしまうように
頬から一滴の涙がこぼれ落ちた時
私の前から姿を消したのは カラフルな世界だった
その一滴が全てを モノクロに変えてしまった
井口 千里
井口 千里
ブーブーブーブーブーブー
井口 千里
せっかくのお休みなのに
井口 千里
姉
あんた声ガラガラじゃん
井口 千里
お姉ちゃんか
姉
井口 千里
姉
姉
井口 千里
姉
姉
姉
井口 千里
姉
井口 千里
姉
姉
姉
井口 千里
それはできるならしたいよ
井口 千里
姉
姉
井口 千里
大好きに決まってるじゃん
姉
その言葉聞けて良かった
姉
井口 千里
姉
井口 千里
姉
姉
井口 千里
井口 千里
井口 千里
この人じゃないとダメだって
井口 千里
姉
姉
井口 千里
井口 千里
姉
姉
井口 千里
どういうこと?
姉
姉
井口 千里
そんなこと言っても 現実はモノクロのまま
失恋した私が 目を腫らして横たわっているだけ
もし黒を白に変えることができるなら
モノクロの世界を またカラフルにすることができるなら
それはきっとあなただけで
そんな日々を私は きっとずっと待っている
そう今日はあなたと私の 記念すべき1回目の
失恋記念日







