※百合
※ヤンデレ要素多め
さら
さき
さら
姉はカーテンから差し込む朝日に目を細め、ネクタイを結んでいた
顔には疲労感や倦怠感が見えた
さき
さら
さき
私が返事するまでもなく姉は出て行った
さき
さき
さき
さき
さき
めい
他の高校では珍しい屋外テラス
ここなら知り合いに会うことも少ないし、1人でゆっくりと過ごせる
めい
めい
さき
めい
めい
さきさんと目が合った
そして真っ直ぐこちらに歩いてきた
めい
あまり学校で普通に話したことがないので少し声が吃る
さき
さきさんは黙って私を見つめる
めい
思わず目線を下げた時だった
さき
めい
めい
さき
めい
さき
さき
さき
めい
めいに建前は通じない
でもそうやって怒る姿は小動物みたいだ
さき
めい
さき
さき
めい
さき
めい
めいは少し笑った
さき
私はベンチに腰を下ろした
めい
めい
心底嬉しそうな笑顔だった
お弁当の蓋を開ける手が思わず止まる
さき
さき
やはりめいは少し危険だ
私という存在に興味を持ちすぎている
今はいいが、好奇心が強すぎるあまりいつ牙を向けてくるか分からない
さき
私はお弁当の蓋を開けた
さき
さら
膨大な量の資料が集められている資料室
本来なら私のような新卒が入ってこられるような場所では無い
さら
さら
私はあまり無駄な動きをしないように目当てのものを探した
さら
さら
立ち上がった瞬間、立ちくらみがした
さら
頭がクラクラする
少し目眩がして、動悸が早くなる
さら
私は微かに震える手を抑えながらスマホで資料を撮影した
そして違和感の無いように資料を元に戻した
目眩も動悸もだいぶおさまってきた
さら
さら
遠くからドアが開いた音が聞こえた
上司
コツコツという足跡が響く
さら
さら
今手元には睡眠薬が入った注射器とナイフ、それと最悪の事態に備えた拳銃がある
さら
私は注射器を取り出した
上司
足音が近くなってくる
さら
さら
震える右手を左手で抑えながら、脈打つ心臓を落ち着けようと深呼吸をした
さら
才能
本当に嫌気がさす
たとえどれだけ努力しようが手に入らない天性のもの
さら
分からない
私の一番嫌いな言葉
さら
さら
さら
さら
あの物事を成功させた時の万能感や優越感
私はそれが大好きだ
さら
さら
さら
気がつくと手の震えはおさまっていた
さら
上司
私の好きなことは楽しいこと、それだけ分かれば十分だ
最近は少し忙しくて忘れてただけ
さら
やっぱり私達は姉妹ね
コメント
1件
えー 神😇 読んでる時発狂した(?)