桜
でね、この〇〇っていう曲なんだけど――
黒永御月
桜。
桜
ん?
黒永御月
後ろから人付いてきてるよね?((コソッ
桜
そうだね((コソッ
黒永御月
あの薬局に一回入ろ?((コソッ
桜
うん((コソッ
薬局に入るとその人は入ってこなかったが、店の外で待ってるようだった。
私は不安になり、しゃがみこんだ。
黒永御月
(どうしよう…………)
そう思っていると、先生が薬局に入ってきた。
黒永御月
(え……?)
桜
先生?
理科担当の先生
……宮下さん?それに黒永さんも。どうしてここに?
桜
後ろから人につけられていて、今、店の外で
私達が出てくるのを待っているんです。
私達が出てくるのを待っているんです。
理科担当の先生
そうですか……分かりました。
とりあえず、立ちましょうか。
とりあえず、立ちましょうか。
先生はそう言って、私に手を差し伸べた。
黒永御月
あ……ありがとうございます。
黒永御月
すみません。
理科担当の先生
いえいえ。大丈夫ですよ。
理科担当の先生
…………で、その人は?
桜
あの人です。(指をさす)
理科担当の先生
分かりました。二人は裏の出口から出てください。駅とつながっているので。
黒永御月
はい。
桜
分かりました。御月、行こう。
黒永御月
うん。
タッタッタッタッ
桜
……ここまでくればいけるかな?
黒永御月
………多分………
桜
先生だったら大丈夫だよ。明日、お礼言いに行こう?
黒永御月
……うん……そうだね……。
私は不安を抱えながらも、桜と別れて家に帰った。
黒永御月
…………
黒永御月
…………ッ!
黒永御月
…………
黒永御月
……夢………?
夢の内容が頭の中で鮮明に思い出される。
黒永御月
………………………………
黒永御月
え、恥ずかしすぎるんだけど………
黒永御月
何あれ、「薬局に一回入ろう?」って。
黒永御月
え、意味わかんないんだけど。
黒永御月
………でも、
黒永御月
先生の手に触れられるなんて、実際だったらヤバかったかも………///
黒永御月
夢で良かった………のかな………