紫side 俺には仲がいい子が5人いた。

この日常が楽しかった、このまま続けばいいと思ってた。 なのに...

それから俺はいじめを受け始めた まぁ、皆にとっては俺はいじめる側だったんだけど

最初の頃は全然慣れなかった、人をいじめるなんて。 でも、やってるうちに慣れてっちゃって、みんな俺のこと信じなくなっちゃった

あの5人からも。信頼なんてもう消えた。

...ほんとは人なんて殴りたくない。 でも、そうしないと...

それからは、モブ子からだけじゃない、モブ子のことが好きな男子からもいじめられるようになった。

...もうやだ。1度はいや、なんども死にたいと思った。 でも...

もうやだなぁー...こんなの、、

久しぶりに聞いたな、紫ぁくんって呼び方...いつぶりだろう、、

えｯ...なんで俺橙くんに呼ばれてんの、？

橙くん。顔が怒ってる...？ 遂に橙くんにまでやられる...？

屋上、、、俺、やっぱり虐められるのかな、？

ｶﾞﾁｬﾝｯ

やっぱり俺のこと...

なに、このままって、この人生のままでってこと？嫌に決まってるじゃん

橙くんが味方してくれるだけでも嬉しかった。本当に。 でも、数日たったある日...

ｶﾞﾝｯ

なに、が...

あぁ...そっか、そうだよな。 信じた俺がバカだった。調子乗りすぎちゃったよ...

それから、橙くんを完全に避けるようになった。 きっと俺はこの時に選択を間違えたのだろう。もっとちゃんと橙くんの言葉を聞いておけば...

紫ぁくんっ！！！

その言葉はとてもうれしかった、でも...

「おれも」とは、思ってでもいえなかった。

かわいいってなに？！ねぇ？！

そんな手引っ張るかぁっ？！

でも俺、橙くんの家覚えれてなかったな、、

え、うそ、タイミング悪、、

ぅぐ、タイミングが分かんなくて最後まで居ちゃった...

ﾋﾟｺﾝｯ

橙くんには申し訳なさがいっぱいだけど、だけどやっぱり話すの楽しかったな。