Case3 結命 神楽
俺が生まれた日。
祖母がなくなったそうだ。
ただの偶然だ…そう思っていたのに…。
親族
“お前のせいだ”
その日をきっかけにどんどん親族がなくなった。
親族
この“死神”が。
まわりはいつしか俺をそう呼び
気づいたら
捨てられていた
神楽
あっ…ナイフ…。
このナイフが俺の人生を大きく変えた
神楽
ははっ…
神楽
と、とれた…
人が来てはナイフを使いものを奪う
それが日常になった。
神楽
た、楽しい…。
最初は必要最低限の食料だったが
食料
衣服
お金
と、進化していった。
そんなことを続けて数十年
今となってはおれも14歳だ。
神楽
今日はなにを盗もっかな…。
盗みも当たり前になり
なにを盗もうか考えていたときだった。
次のニュースです。
〇✕美術館からエメラルドが盗まれました。
このエメラルドは世界に数個しかないものといわれ…
盗んだのは最近有名になっている怪盗_____だと思われています。
神楽
“怪盗”‥。
学校にも通っていない。
ニュースも見てなくて。
初めて聞く言葉だったが…。
神楽
これ…いい!!
自分の心に響く言葉だった。
神楽
物を盗む!
神楽
最高の仕事じゃねぇか!
色々調べようと図書館にでも行こうなんて思ってる時だった。
ねぇ…きみ?
声をかけてきた女性がいた。
神楽
…?
神楽
なんですか?
もしかして“怪盗”になろうとしてるの…?
神楽
なんで知ってるんスカ…?
ずっと画面を見つめていたから…
神楽
あぁ…。
神楽
まぁ…そうかもしんないすね。
怪盗なんて物騒なものやめといたほうがいいよ…?
神楽
いや…おれはっ!!
なにも奪われたくない
人から物を奪う感覚を味わいたい
…わかった
ついておいで??
神楽
コクッ
ついていく気はなかった。
けど気づけばその人についていっていた…。
To be continue…







