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うぷぬし

イベントストーリー投稿開始します!

うぷぬし

今回は『天の果てのフェニックスへ』です!

うぷぬし

どうぞ!

ナレーター

フェニックスワンダーランド

ナレーター

ワンダーランド

天馬司

__うむ

天馬司

柔軟。発声。
すべて完了した

天馬司

体調も万全過ぎるほど万全。
そして__

天馬司

右よし!
左よし!
正面よし!!

天馬司

12000%天馬司ッ!
いざ、フェニックスステージに出陣だぁぁぁ!!

鳳えむ

おお~~~っ!!
ぶおお~!!ぶおお~っ!!

草薙寧々

……そろそろ、耳栓買おっかな

神代類

フフ、今日はいつも以上に盛り上がっているねえ

天馬司

当然だ!
なにせ今日は__

天馬司

フェニックスステージとの合同公演、
その顔合わせの日なのだからな!!

天馬司

せっかく成長の機会を与えてもらったのだ!
必ずやこの公演、糧とさせてもらうぞ!

天馬司

(しかしまさか……
このような機会をもらえるとはな)

数日前

天馬司

ワンダーステージとフェニックスステージで、
合同公演を……!?

草薙寧々

ど、どうして急に……?

鳳昌介

__この前、フェニックスステージで、
『30周年記念公演』を打つことが決まってな

鳳昌介

そこにお前達にも加わってもらえば、
さらに話題性が高くなると踏んだわけだ

鳳昌介

あのナイトショーや宣伝公演もあって、
うちの代表的なショーユニットだと認識されているからな

天馬司

なるほど……。
オレ達の力で、公演をより盛り上げようということだな!

神代類

しかし、30周年記念公演とは……
フェニックスステージは、ずいぶん歴史があるんですね

鳳慶介

ああ。フェニックスステージは、
ここができてしばらく後__
ちょうど俺が生まれた頃に作られたからな

草薙寧々

へぇ……そんなに長いんだ

鳳昌介

__この合同公演は、
お前達にとっても悪い話じゃないと思うぞ

鳳昌介

フェニックスステージは、
他のテーマパークやショーステージからも一目置かれる
実力派の舞台だからな。やりがいは保証する

鳳昌介

きっと__役者として学ぶことが大いにあるはずだ

天馬司

……!

天馬司

(これは、もしかすると……)

〈天馬司〉 だから__宣伝公演という形でなくても構わない。 この先も何か、様々な舞台に立つ機会を 設けてもらうことはできないだろうか?

天馬司

(あの時、他の舞台に立ちたいという
相談をしに行ったから……なのか)

神代類

……たしかに、フェニックスステージのキャスト達は、
全員レベルが高い

草薙寧々

うん……。ナイトショーを作る時もすごく助けられたよね。
他のキャストの指導までしてくれたし

神代類

それから__青龍院くんがいるのは、とても大きいだろうね

鳳慶介

実際、演技やパフォーマンスに関してなら、
青龍院くんはフェニックスワンダーランド随一と言っていいだろう

鳳慶介

以前アークランドから声をかけられたこともあるし、
あの玄武旭とも知り合いで、よく演技の話をしているようだしな

天馬司

な、何ぃ!?

鳳えむ

櫻子ちゃん、旭さんともお友達なの!?

鳳昌介

ああ。
子供の頃に共演をしたことがあるらしくてな、
それで知り合いになったらしい

天馬司

むむ……いい役者同士は引かれ合うということなのか……!?

鳳慶介

__もちろん、優秀なのは青龍院くんだけではない

鳳慶介

フェニックスステージは歴史がある分、様々な練習用ノウハウが
蓄積されていて、キャストも皆、勉強熱心だ。
彼らと共に公演をすれば、きっといい刺激になるだろう

天馬司

……たしかに、そうだな

天馬司

(フェニックスステージの役者の演技は、
青龍院を筆頭に先練されている。
無駄がなく、安定した演技……というのだろうか)

天馬司

(ああいった演技ができるようになれば、
オレもまたさらに成長できるやもしれん)

天馬司

(ならばこの話__受けない手はない!!)

天馬司

……えむ、寧々、類。
オレはこの話を__

神代類

フフ、皆まで言う必要はないよ、司くん

鳳えむ

うん!
あたしも大賛成っ!!

草薙寧々

……わたしも、やってみたいって思う

天馬司

お前達……!

天馬司

というわけで、返事はイエスだ!
ワンダーランズ×ショウタイムは、フェニックスステージの
30周年記念公演に参加させてもらうぞ!

鳳慶介

……そうか。
では、フェニックスステージにもそう伝えておこう

鳳昌介

あっちにとっても大事な公演だからな。
足、引っ張るんじゃねえぞ

天馬司

当然だ!
出るからには、必ずや素晴らしいものにしてみせる!

鳳慶介

頼もしいな。
それじゃあ__よろしく頼む

司・えむ・寧々・類

『はい!』

天馬司

あ……!
それから、その__

天馬司

__ありがとうございます!!

天馬司

(……役者として成長するために、
もっと外部と交流していきたいと思っていたが__)

天馬司

(宣伝公演が終了した今、
フェニックスワンダーランドのキャストとしてやれることは、
ワークショップへの参加がせいぜいだとも思っていた)

天馬司

(まさかこんな提案をしてもらえるとは。
……慶介さん達には、感謝してもしきれん)

天馬司

(トルペを演じた時や、旭さん達とやった時のように__
さらに成長するため、挑戦していこうではないか!)

ナレーター

フェニックスステージ

鳳昌介

__ついに、今日から合同練習か。
もう少ししたら、あいつらも来るだろうな

鳳慶介

今回は協力してくれてありがとう。青龍院くん

青龍院櫻子

__お礼は必要ありません

青龍院櫻子

私は、私達の公演を最高のものにするために、
彼らにも参加してもらったほうがいいと判断したまでです

青龍院櫻子

もしおふたりのお願いだったとしても、
推薦されたのか見込みのない人達でしたら、断っていましたし

鳳昌介

まったく、相変わらずだなお前は

青龍院櫻子

……私情がないとは言いません

青龍院櫻子

彼らは、私の愛するフェニックスワンダーランドを
全力で守ってくれました

青龍院櫻子

だから私も、彼らに協力したいと思っています

青龍院櫻子

__おふたりと、同じように

鳳慶介

……そうか

スタッフ

あの……お話の途中にすみません。
今、少しいいですか?

青龍院櫻子

あら、どうかした?

スタッフ

新しく購入する大道具のことで、
少し相談をさせてもらいたいんですが……

青龍院櫻子

そう……

青龍院櫻子

すみません。
そろそろ失礼してもいいでしょうか?

鳳慶介

ああ。
30周年記念公演を、ぜひ良いものにしてくれ

青龍院櫻子

もちろんです

青龍院櫻子

この青龍院櫻子、
必ずや最高のステージを届けてみせますわ!

鳳慶介

……本当に、彼女は頼もしいな

鳳昌介

ああ。
あの若さで、もうフェニックスステージの看板を張れるうえに__

鳳昌介

俺達が何考えてるのかも、
だいたい察してるみたいだからな

鳳慶介

……ああ

鳳慶介

ひとまず、記念公演に参加してもらうことで
時間を稼ぐことはできた

鳳慶介

しかし……
いつまでも、というわけにはいかない

鳳昌介

…………

鳳慶介

昌介、今夜時間はあるか?

鳳昌介

あー……時間はねえが、作る。
あいつらには、うちのためにも長くいてもらいてえし……

鳳昌介

__これからのことを、考えてやりたいしな

鳳慶介

……そうだな

天の果てのフェニックスへ

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