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ゆり@🫧💜 低浮上です
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あかね
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気付いたらいいね押しまくってた
うわ…第2話、心臓にずっしりきた。心春が「良い子」の仮面かぶって必死に生きてる理由が、家庭にも学校にもあって切ない。弟の遥斗が「素顔見せて」って言ってくれるのは救いだけど、千歳から突然「別れよ」って…あの優しかった人がなぜ?めっちゃ気になる。心春が壊れそうで、続きが怖いけど読みたい…!
心春が我慢しなさい
空気読めないの?
なんでそんなことも出来ないの
気持ち悪い
あっち行って
もう絶交ね
ごめん…
大丈夫だから
嫌……
静かにしろ
やめて……
誰にも言うなよ
お母さん……
そんなことする人じゃない
勘違いじゃないの?
家族なんだから仲良くしなさい
なんで信じてくれないの……
なんで……
なんで私ばっかり……
カチ
カチ
カチ
──カチ、カチ、と規則正しい音が、静まり返ったリビングに響いている。
白瀬心春(しらせ こはる)は、洗面所の鏡の前で、自分の重ための黒髪の前髪をきれいに整えていた。
眉がすっぽりと隠れる長さ。自分の感情の揺れを、誰にも覗かせないための、完璧な壁。
ふふっ
口角をきゅっと上げて、鏡の中の自分に向かって、優しい笑顔をペタッと貼り付ける。
今日も、周囲に合わせて、誰も傷つけない「良い子」でいるためのカモフラージュの完成だ。
呆れたような、ド直球な言葉がすぐ後ろから飛んでくる。
振り返ると、おでこを出した黒髪ショートの少年──実の弟である遥斗(はると)が、ハイライトのしっかり入った真っ直ぐな瞳で心春を見つめている。
遥斗は不器用そうに口をへの字に曲げながら、自分の学校の荷物をまとめている。
うるさ過ぎず、静か過ぎもしない、どこか落ち着いたテンションのまま、彼はいつものように正直な言葉を突きつけてくる。
心春は1ミリも笑顔を崩さないまま、おっとりと首を傾げて微笑み返す。
玄関へ向かう途中、奥の薄暗い部屋に視線を向ける。
そこには、今にも壊れてしまいそうな危うい笑顔を浮かべたまま、気生のない空っぽな瞳で座っている母親──千春(ちはる)の影。
そして、完璧さを求める冷徹な義父(神崎慶介)(かんざき けいすけ)と、目を合わせようともしない冷たい義兄(唯斗)(ゆいと)の、息が詰まるような拒絶の気配が漂ってくる。
あぁ、
今日も、息苦しい
心春は、自分の本心を真っ白に隠したまま、静かに玄関のドアを閉める。
いつもの通学路。歩道橋の影。朝の冷たい空気の中に、静かで、どこかおっとりとした声が響く。
心春
心春は待っててくれたことに対し、嬉しさのあまり、偽りの笑顔が崩れ満面の笑みを向ける。
千歳は少し長めの髪を風に揺らしながら、眠そうな、でもすべてを見透かすような瞳で心春をじっと見つめている。
千歳はそれ以上深く追及せず、ふっと柔らかく微笑んで歩き出す。
彼のその「あえて踏み込んでこない優しさ」に、心春は少しだけ救われるような、でも同時に胸の奥がチクリと痛むような感覚を覚える。
私立明聖高校。教室に入った瞬間、心春のスイッチは完全に「良い子」モードへと切り替わる。
「優しい」「良い子」「怒らない」周囲から向けられるそんな言葉のラベルを、心春は笑顔で受け取り続ける。
それが、自分が傷つかないための、唯一の方法だから。
千歳は心配そうに心春を見つめたが、何か言いたげに視線を落とし、そのまま重い沈黙に沈んだ。
それに気付いている心春は、千歳にこれ以上深追いされないよう、自分の感情をぐっと一歩引き、偽りの笑顔を向ける。
心春は、傷付きたくないという強い思いと罪悪感のあまり、千歳と目を合わせられずにふいと視線を逸らす。
心春は少し気まずそうに返事をすると、その背中を追うようにして、後ろへ着いて行く。
千歳の優しさに嬉しさを覚えながらも、心春の胸は、言えない罪悪感で押し潰されそうになり、じっと千歳を見つめる。
何かを言おうと、唇がかすかに動いたその瞬間__
千歳は並んで歩きながら、その女子と親しげに笑い合い、楽しそうに言葉を交わしている。
表向きは綺麗に笑顔を作っているものの、その内側では、心春の胸は深く傷付いている。
足の裏が、冷たい違和感とともに、何かを踏みしめる。
それは、千歳がその場に落としていった物だった。
千歳の落とし物を拾い、手にしっかりと握りしめ、心春は猛ダッシュで千歳を追い掛ける。
息を切らしながらも、心春はようやく千歳の背中に追い付く。
それを渡そうと、心春は更にその距離を縮めるようにして、一歩、千歳へと近付く。
千歳はそれを受け取ると、少しだけ柔らかく微笑み、その気持ちを伝える。
心春は逃げるようにして、その場を急ぎ足で去る。
心春は、今にも壊れてしまいそうなほど思い詰めた顔をしながら、ただ俯いて歩く。
相変わらず下手だね。
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