青
夜道。後ろから声を掛けられる。
水
その声の主は、僕に告白をした張本人だった。
青
僕が泣いていることに気付き、慌てて駆け寄ってくる。
青
水
答えることも出来ない僕を見てか、彼は頬の雫をそっと拭ってこう言った。
青
水
今はただ、誰かに話だけでも聞いてほしかった。
青
水
意外に片付いた部屋。
几帳面さが覗えるデスク。
部屋全体も、彩りよい。
青
ベッドに腰掛けながらそう、問われる。
水
水
水
水
水
青
青
水
水
引っ込んでいた涙が、また押し寄せる。
話したから、楽だと思ったのに。
青
水
ほろほろと、涙を流すほとけ。
青
俺やったら。
俺やったら、そんな思いさせへんのに。
青
水
しまった。言葉が口を突いて出てしまった。
こうなってしまっては、仕方がない。
青
青
青
水
嗚呼。まぁ、そうだろうな。
失恋した矢先に問われても、こうなるのは致し方ない。
水
水
水
水
青
水
水
水
青
水
青
なんとなく、予想はしていた。
だって、彼を見つめる顔がいつも嬉しそうだったから。
水
水
水
青
青
青
青
青
水
青
水
良いのかな。
こんな中途半端で。
ないこ先輩を好きだったのに、いふくんにすぐ乗り換えて。
水
水
水
青
青
青
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青
一度、信じてみても、いいのかな……、
水
青
青
安心した面持ちで見つめる君。
その笑顔を見ると、少しだけ胸の痛みが引いた気がした。
……なんて考えた僕は、最低だな。
水
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