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黄くんの笑顔絶対可愛いじゃん!あ、続き楽しみです!
青side
6:30
眠さに耐えつつ最寄り駅から学校へ 駆け足で向かう
今日は朝練がある日
しかも今日は朝練の準備当番の日 だから早く行って準備をマネージャー としなければいけない
まだ6月半ばなのにも関わらず
少し夏を感じるような暑さだった
青
やっとの思いで体育館の入口付近まで 着くとマネージャーしかいるはずがない 体育館の中からボールが床を叩く音がした
何となく、何となくだけどまだ足を 踏み入れてはいけないような気がして
そーっと中の様子を伺った
そして僕の目に写ったのは
黄
黄
マネージャーである黄先輩が
バスケをしている様子だった
初めて見た先輩のバスケをしている姿
そしてあの笑顔
どうしてだろうか
あの笑顔がどうしようもなく愛おしく
守りたいと思ってしまうのは
でもそんな笑顔は直ぐに無くなり
どこか寂しそうな顔に変わった
それと同時に先輩はボールを拾い上げ
ステージ前に出してある ボールかごの中に入れた
それと同時に僕は
あたかも今来たかのように 体育館に足を踏み入れた
青
青
そう頭を深々下げながら
黄
黄
黄
黄
青
その言葉はあまりにも以外で
驚いた
会長 の時の先輩は厳しいけど マネージャー の時の先輩は優しい
そう感じた瞬間だった
他の部員が来るのを何もせずに 待っているにはあまりにも時間が 余っていたから
ボールを手にフリースローの練習を 始めた
ステージに腰をかける先輩を横目に
一緒に練習しませんか
なんて言えず2人しか居ない体育館 にはただボールの音だけが響いた
朝練中も片付け中もただ
黄先輩の事で頭がいっぱいだった
いつもあんな風に自主練をしているの
その姿を他に誰か見た人はいるのか
どうして選手ではなくマネージャーを やっているのか
そんなことばっかり考えていた
黄
黄
黄
黄
放課後の生徒会室
そう圧をかけてくる会長は
朝見た先輩と全く違うように感じた
青
赤
赤
そう少しバカにした感じで言ってくる のは同い年で同じクラスの赤くん
あっという間にやることを終わらせ あっという間に去っていった
それを見た会長が
赤 はあんなに手際が良いのに
そう呟いた