ワタシ
(痛い)
ワタシ
(痛いよぉ)
意識がもうろうとする中ワタシは
心の中でつぶやく
ベットに寝転んでいる間
彼はずっとずっと
ワタシに愛を伝え続けた
ワタシ
(何?また寂しくなった?)
ワタシも彼に愛を伝えようとしたよ?
でもね
口が思ったように動かないの
暗くなってくる視界に
ワタシは死期を感じていた
でも彼の言葉に
一度意識がはっきりしたのを覚えている
彼
愛してる
その言葉だった
ワタシ
(ねぇお願い)
ワタシ
(もう一度言って!)
ワタシ
(お願い!)
ワタシの視界が更に暗くなってくる
愛しの君へ
もう届かないけどね?
ワタシ
(愛してるよっ!)
ピーーーーーーーーーーーー
ワタシの部屋に
機械音が
君の涙と共に
流れた