グルッペン
おい、無能こい
あなた
はい、わかりました
トントン
この資料終わらせとけよ
あなた
えっ…今日までに…ですか?
グルッペン
当たり前だろ
あなた
わか…りました…
トントン
もう用はない、早く出てってくれ
グルッペン
お前と同じ空気を吸いたくない
あなた
はい、申し訳ございません
私がこの部屋から出るとき
グルッペン
む…な…だ…
トントン
ほ…に…う…い…
あまり声は聞こえなかった
いや、聞きたくなかった
シャオロン
あ!おった!
コネシマ
やっと見つけたわぁ!
コネシマ
お前影薄いねん!
シャオロン
それなー?
あなた
なんでしょうか?
コネシマ
これやっとけ
あなた
え?
あなた
こんなに…?
シャオロン
あ、これもよろしくー
コネシマ
できるよな?
あなた
で、でも…私も自分の仕事があるので…
バッチンッ!!
あなた
え?
何が起こったのか分からなかった
少し経ってからわかった
私殴られたんだ
コネシマ
うぜぇんだよ
シャオロン
黙っていうこと聞いとけよ
シャオロン
無能
コネシマ
次そんな口きいたら殺すからな
あなた
はい、申し訳ございません
シャオロン
その資料終わったら持ってこい
あなた
…はい
昔に戻りたいな
昔は…よくみんなと笑って楽しく遊んでたっけ
でも
いつからだろう?
生活が狂い始めたのは
こんな生活が毎日続くなんて
耐えられない
死んだ方がまし
無能っていうなら
捨てればいいのに
殴るなら捨てればいいのに
要らないなら
なんで私を拾ったの?
捨てれば、みんなも楽になるし
私も楽になれるのに
あぁ、そっか
私がいなくなったら、
みんな困るもんね
みんなは私を仲間として見てない
ただの雑用
そんな私がいなくなったらそりゃあ
迷惑かけちゃうか
でもさ、私も神経的にヤバいよ
あなた
早く捨ててくれないかな
グルッペン
無能、こい
あなた
はい
グルッペン
明後日は戦争だ
グルッペン
お前もでろ
あなた
はい、わかりました
トントン
グルさんええの?
グルッペン
なにがだ?
トントン
あんな無能いたって、足手まといになるだけやって
グルッペン
そうかもしれない、でも明後日の戦争ではあなたを戦争にいってもらいたい
トントン
…ハイル・グルッペン