テラーノベル
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ねえ、団長
あなたのことをそう呼ぶと 少しだけ距離を感じるのは私だけかな?
でもそれがちょうどいいんだよね
だってあたしはあなたの事をなにも知らない
どこで生まれて、なにを見てきて、 どうして旅団を作ったのか
きっと教えてくれないでしょ
いや、違う
あなたはきっと本当のことを言わない
嘘を混ぜて話す
本当のことのように
ずるいよ、団長
そうやって曖昧にするのに
あたし達の心には平気で 踏み込んでくるんだから
どうしてあたしなの?
あの夜、人はたくさんいたのに
なんであの時14歳だったあたしを選んだの?
あの時の団長の目は忘れられないよ
あたしが今もあの時みたいに脆かったら
また、あの目で笑ってくれる?
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