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朝一番にアラームが軍全体に流れる

それのアラーム音の意味は決まっている

それは、幹部緊急集会の音

どんな状況だろうと全員が急ぎで会議室に集まる

総勢13名が集まり、これから何があるのかを話し合っている

鬱大先生

…やっぱり、あの話か

コネシマ

そらあんだけのことがあったんや。グルッペンも黙ってられへんやろう

オスマン

…グルッペン

キィ…

一同

……

グルッペン

……

みんな相方をなくしたグルッペンを心配していた

しかし、皆が彼の顔を一目見て全てを察して黙り込んだ

グルッペン

…またせたな

彼の顔は怒りに満ちていた

誰も私語は許されない。

グルッペン

もう知っている奴は知っているかもしれない

グルッペン

国民達の事だ

グルッペン

それに加えて

グルッペン

君達幹部の中で、「裏切り者」が出たことについてもだ。

一同

……

グルッペンの一言一言に、殺気じみた威圧感が混ざっている

グルッペン

こんな事態になるのは絶対に許されない

グルッペン

我々の国民達、そして裏切り者の行方は既に見つけている

鬱大先生

えっと…それってどこなん…?

グルッペン

運営国だ

この場にいる誰もが知っている国だ

我々の国と同盟を組んだ仲である、運営国

その総統はらっだぁ

グルッペン

どういう意味かは知らないが、

グルッペン

裏切り者の計画に加担したことで、もう運営国との同盟は途切れた

グルッペン

つまり

グルッペン

戦争だ

一同

ゾム

ゾム

聞いてたら適当なこと言いやがって…

エーミール

ちょ、ゾムさん……

グルッペン

なんだゾム。不満があるなら言ってみろ

ゾム

そもそもトントンが出ていったのは、お前が原因やろ!!

グルッペン

私がか?

ゾム

ああそうや!

ゾム

お前は戦争に執着してなきゃこんなことにはなってないねん!!

ゾム

俺は運営国と戦争なんかしたない

ゾム

それに、トントンがいるのなら尚更や

グルッペン

グルッペン

それは

グルッペン

お前はあの裏切り者の味方につくということか?

ゾム

ッ…!

ここでYESと言ってしまえば命はないだろう

グルッペン

…まぁいいさ

グルッペン

どうせ我々が戦争に勝つ。

そう言って会議室を出ていった。 誰も恐ろしくて発言も出来なかったのだ

らっだぁ

毛布は1人1枚こっちですよー

ひとまず僕らの国民達がd国の国民たちを支援してくれている

トントン

らっだぁさん、ほんとに改めてありがとうございます、

らっだぁ

いやいや、そんなに頭下げなくてもいいんすよ。

らっだぁ

困った時はお互い様でしょ

トントン

しかし、今回ばかりは訳が違って、

らっだぁ

まぁまぁ、トン氏も疲れたでしょ?

らっだぁ

あっちで寝てきなよ

毛布を押し付けて背中を押した

トントン

あ、は、はい、…わかりました

こうでもしないとトン氏は寝てくれない

昨夜、こっちに移ってからずっと休まず、俺らや自分の国民達に頭を下げていた

らっだぁ

働き者だなぁ…

らっだぁ

さて、これからどーしよっかな

らっだぁ

"ぺいんと、ひとまず会議室に来てくれない?"

ぺいんと

"りょーかい"

らっだぁ

今トン氏には休んでもらってる

ぺいんと

ずっと動きっぱだったもんね

らっだぁ

ここからは俺らも呑気にしてらんないよ

らっだぁ

今後どうするか、だよね

ぺいんと

グルッペンさんについては話を聞いてる限り、正気を失ってるとか

らっだぁ

d国はほんとに戦争に強いからな〜、正直、戦争を持ちかけられたら勝てる気がしない

らっだぁ

できれば戦争を避けたいところではあるが

ぺいんと

トントンさんでも話し合いが不可能ってことは、俺らが話し合いを持ちかけてもあまり期待しない方が良さそうだね

らっだぁ

できるだけ干渉しないようにしよう。

らっだぁ

そうこうしてるうちに、もしかしたらもう侵入されてる可能性だってあるし

ぺいんと

でも、俺はd国と戦いたくないな、いい人いっぱいだし

らっだぁ

ま、そちらの総統さんとも話し合ってみるよ

ぺいんと

うん、できる限りのことは協力する。

らっだぁ

俺らも頑張るぞぉ

数ヶ月後

あれから何事もなく平和であった

運営達は核シェルターなど、もしもの時に市民を安全な場所に移すための建築を毎晩遅くまでやってもらっていた

トン氏もずっと張り詰めていたが、しばらくしたら表情が柔らかくなってきた気がする

安心して、運営達とトン氏と会議をするために会議室へ向かおうとしていた

らっだぁ

んー、と、あれとあれの話を〜

???

動くな。

後ろからナイフを首に当てられた

全く足音も立てず、恐らく強化された防犯センサーも難なく通り抜けてきたのだろう

相当なやり手だ。しかしこんなことをできるのは彼しかいない

らっだぁ

久しぶりっすね

らっだぁ

ゾムさん

ゾム

…らっだぁさん

戦争が始まった

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