テラーノベル
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これは
とある青年の
昔のお話
彼は顔の傷が原因で
いつも1人
新しい教室
新しい環境
新しい人達
皆は"普通"で
自分だけ"違う"
それが気に食わない
彼はそう感じていた
下校時間になると
皆一斉に親の元へ走り去る
彼は歩いて両親の元へ
両親の顔は傷1つない
"綺麗な顔を持っている"
それが"羨ましい"と彼は思った
でも自分にはもう"手遅れ"だと分かっていた
だから何も望まなかった
そして翌日
また学校へ両親と向かう
今度は
"ヘルメットを被って"
校門に着くと父は彼のヘルメットを外した
「元気出せ」と優しい口調で優しく微笑む
そっと彼の頭を撫でて
彼を見送る
彼は勇気を出し歩き出す
だが、両親は彼が歩くその後ろ姿を見て心配する
先生は自己紹介を皆に頼んだ
皆が次々と自己紹介をする中
彼だけ俯いていた
そして彼の出番
だが、彼は首を横に振る
それでも先生は、彼の自己紹介を強く強要した
不本意に彼は席を立ち教卓へ歩む
そして名前を口にしたその時
Tg.
「アイツ化け物だぜw」と言う罵声が飛び交う
少年が名前を口にしただけで
1人が少年を蔑んだだけで
一瞬にして空気は爆笑に埋もれた
お昼休み
少年は廊下へと足を運ぶ
すると
高学年のイジメっ子が少年の顔を見て嘲笑いだした
少年は耐えられず、教室へと走り出した
下校時刻になると
皆は変わらず親の元へ走り行く
少年はと言うと
高学年のイジメっ子達に絡まれていた
少年はそれが鬱陶しいと感じた
高学年のイジメっ子達を押し退けて両親の元へ早歩きで向かう
「どうだった?」と困り眉で優しく微笑みながら母が少年に問う
少年はそれに
Tg.
と言いながら父の持っていたヘルメットを取り被る
両親はその後を追った
バタンッッッッ
少年は扉を強く閉めた
そして座り込み
肌身離さず髪に付けていた髪留めを外し投げ飛ばした
とある昼食時
少年はいつも通り独りで昼食をとっていた
でも何かが違った
1人の少年
クラスメイトの"At."がそう彼に聞いた
少年は嬉しくて
直ぐに言葉を返した
それからと言うもの
少年は"At."といつも一緒に居るようになった
だが
とあるハロウィンの仮装登校の時
それは変わった
少年は死神の仮装をして登校した
でも教室に入ろうと少年が扉に手を掛けた時
嫌な言葉が耳に入った
裏切りの言葉が聞こえて
少年は学校を後にした
林間合宿で
年上のイジメっ子達が少年に罵声を浴びせる
少年は聞こえてない"ふり"をした
そうすれば相手は飽きて、もうからかっては来ないと思っていたから
でも
At.が少年の前に立ちはだかった
年上のイジメっ子達はそれを面白がり
At.を突き飛ばした
それを見ていた少年は
見るに耐えられなくなり
その場を後にしようとしたが
一度は自分を認めてくれた人を見捨てる訳には行かなかった
そして、逆に少年がAt.の前に立ちはだかる
年上のイジメっ子達はまたそれを面白がる
少年はもう終わりだと思った
でもそれは
少年の悪夢"以外のもの"までを変えた
クラスメイト達がその現場を目撃しており
それを機に少年はクラスメイトに受け入れて貰えた
At.も手当をしてから、少年に一言
それから少年は
学校でも
お昼も
少年は躊躇しながらそう言う
またあの生活に戻りたくなかったから
でも皆の反応はそれと逆で
何処に居ても
彼等が少年の目の前に居る
必ず
"居なくならない"と言う約束をしている
それは今でも続いて
少年の近くには彼等が居る
Pr.
Mz.
Ak.
Kt.
Pr.
Mz.
Ak.
Kt.
Tg.
Tg.
Tg.
Tg.
Tg.
Tg.
Tg.
Tg.
Tg.
At.
At.
Tg.
At.
At.
Tg.
At.
At.
Tg.
Tg.
At.
Tg.
Tg.
At.
Tg.
At.
At.
誰の物語でしょうか
𝑁𝑒𝑥𝑡 ▽ ▼ ▽ ♡ 3500
コメント
3件
「ドジっ子」みたいのいましたよね それはけちちではないでしょうか
ちぐちゃんっぽい感じがする!!