柊優
お、きたきた

南音
うん…

南音
(まともに顔見れねぇや…)

柊優
ここ座りな

南音
うん

柊優
なぁ、1つ聞いていいか?

南音
な、なに…?

柊優
いつから俺のこと好きだったん?

南音
え…

柊優
俺が気付けなかっただけかもしれないけど…
どうしても分からなくて

南音
………
明確にいつってのは俺にもわかんねぇ

南音
でも、いつの間にか会うのが楽しみになってて…

柊優
うん

南音
俺が絡まれてる時に助けに来てくれるのが嬉しくて

南音
それがかっこよく見えて…
でも話してる時のふとした笑顔が綺麗だなってそれで

柊優
そっか…

柊優
俺さ、今まで恋愛ってほとんどしたことないんだよ

南音
うん…

柊優
だからさお前から好きって言われてもよくわかんなかったってのが本音

南音
そう、だよね…

柊優
でさ、よくよく考えたんだけど…
俺と付き合ってくれない?

南音
えっ…?

南音
(今なんて…?)

柊優
俺さ、お前の笑った顔好きなんだよ

柊優
お前の強がってるのさえも可愛いと思う自分がいて

南音
うん…

柊優
そもそも興味無いやつ助けに行くとかしたことねぇんだよな

柊優
だからさ、その時点で結構好きだったのかもなって

南音
うん…

柊優
こういう言い方はあれかもしれないけど…
付き合ってみて自分の気持ち確かめたいって言うか…

南音
それでもいい…

南音
それでもいいから…
俺とっ…!(泣)

柊優
ちょ、泣くなって…

南音
だって…
気持ち悪がられたらどうしようとか振られてこのまま連絡先消せとか最悪なことばっか浮かんできて…(泣)

柊優
そ、だよな…
こっちおいで

南音
うっ、うぅ…

柊優
怖かったよな
来てくれてありがとう

南音
ううん…
来てよかった…

柊優
南音

名前を呼ばれ顔を上げると目元にキスされ
驚きのあまり涙は止まり目を見開く
南音
へ…?///

柊優
涙止まったなw

南音
(今キスされた…よな?///)

柊優
あんま泣くと目赤くなるぞ

南音
いや、え…?///

柊優
…ごめん、さっきのやっぱなし

南音
っ…!

南音
(そ、だよな…やっぱ男同士だし無理だよな…)

南音
そ、だよね…
わか、た…

柊優
あー、ちょい待ち

柊優
勘違いしてそうだから言うけど…
無しっていったのは自分の気持ち確かめたいってやつ

南音
それってどういう…?

柊優
今のではっきりした

柊優
俺お前のこと好きだわ

柊優
だから正式にお付き合いして下さい

南音
ほ、んと…?
いいの?

南音
俺ら男同士だよ…?

柊優
そんなの今更だろw

柊優
それによく言うだろ?
好きになるのに男も女も関係ないって

南音
うん、うん…!

柊優
返事聞いてもいいか?

南音
俺のほ、こそっ…
よろしくお願いします…!

南音
俺のほ、こそっ…
よろしくお願いします…!

柊優
あーもう、また泣いてw

南音
だって嬉しくて…

柊優
はいはいw
ならキスでもしとく?

南音
そ、れは…
まだ心の準備が…///

柊優
なんだそれ
可愛すぎんだろw

南音
うっさい…!
可愛くねぇから!///

柊優
いつもの調子でてきたなw

柊優
今日さ俺ん家泊まり来いよ

南音
えっ…!?///

柊優
安心しろ
なんもしねぇから

南音
それなら、うん…///

柊優
よし、決まり!

急に立ち上がったと思えば手を引かれ
隣同士で歩き出す
さっきまでとは違いキラキラと輝いて見える景色と
恋人の横顔を見て心が暖かくなるのを感じる
2人は自然と恋人繋ぎになりまだ高い陽の光を
浴びながらゆっくりと家へと向かう