君が僕の胸に耳を当てる
寄っかかりたい気持ちはわかる
でも…やめてくれ
僕が照れるし
何より僕の心の音がバレてしまう
ドクン…ドクン…
ドクン…ドクン…
紅美
想
紅美
想
想
油をひいたフライパンに
片手で割った卵を入れる
あくびしながら
今日は何をしようか考える
君は僕の鼓動で眠るなら
僕も君の鼓動で昼寝したい
よくわからないことを考えてる間
目玉焼きができる
紅美
想
紅美
やっと僕の鼓動なしで寝るのか
寂しいような嬉しいような
新しく買った枕に頭を乗せると
すぐさま眠くなった
僕はまだ眠りたくなかった
紅美
僕は君の胸に耳を…
なんてことはできないから
手を繋いでもらった
紅美
想
握りしめた手から
お互いの心臓へ
お互いの心の音が流れた
僕達の心は共鳴している
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