〜注意〜 通報はしないでください 本人とは関係ありません 考察も考えてみてください
静かで少し薄暗い部屋
床には、無造作に破られて 置かれたカレンダーたち
袋に入っている薬と診察券、 保険証なども散らばっていた
カレンダーの日付には一つ一つ バツが付いている
ただ...今月のカレンダーには 一つだけ丸が着いている
それは...明日だった
りうら
いつも以上に元気のない君
まぁ...そんなしゃべったこと ないけどw
雰囲気で分かっちゃう
ほとけ
りうら
また...ため息をついた
もう何回も聞いた君のため息
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
そんなことを言っても君は また、ため息をついた
りうら
彼は窓に視線を落とした
オレンジ色の夕日が彼の瞳に映る
ほとけ
りうら
ほとけ
僕が止めるのも聞かずに そのまま出て行ってしまった
ほとけ
僕は開いている窓から 空に手を伸ばした
ほとけ
窓から風が入ってきて、 白いものを広げた
辺りが見渡せる学校の屋上
りうら
ほとけっちに冷たい態度 取っちゃったかな...w
まぁ...嫌われたならそれでいいや...
俺は...神様にも...世界にも 嫌われた人なんだ
また一人になっちゃったな...
りうら
ため息をつくと幸せが 逃げちゃうんだって
そんなことを言った君
りうら
俺には元から 幸せなんてなかったよ
りうら
だって、幸せなんて 見つけたり、作ったりすると 悲しくなっちゃう
辛くなったり、 苦しくなったりしちゃうから
だから...幸せなんか作らなかった
風が優しく吹いた
りうら
グシャ
でも、一つだけ...言うのなら...
ほとけっち...りうらはまだ...
生きていたかった...