ねぇ、先輩の話聞いた?
なんのこと?
先輩のお父様、 危険度の高い侵食区の任務に向かって…
うるさい。
やめてよ、 その話だけは…、
え…
でも、 確か先輩のお父様って かなり優秀な方だって聞いたよ?
そんな凄い人でも、 ルオスティンなんていう 化け物には勝てないってことだよ
違うの。
お父さんがそんな… そんな…、
…そうなんだ
先輩もすごく優秀だし、 強いけど…心配だね
うん
噂だと… そのルオスティンは、
やめてよッ!!
ー討伐課本部ー
碧華 ミハナ
ふなもち
ふなもち
碧華 ミハナ
ふなもち
なにか悪夢を見ていた気がするが、 今はそれをおさらいする時間じゃない
後ろで拘束された両手首と、 2つの長い机
緑色の髪を揺らした女性が 碧華を見て微笑んでいた
碧華 ミハナ
碧華 ミハナ
ふなもち
ふなもち
碧華 ミハナ
ふなもち
碧華 ミハナ
碧華 ミハナ
ふなもち
ふなもち
碧華 ミハナ
ふなもちの手にある書類の束を見て、 碧華は顔を険しくした
碧華 ミハナ
碧華 ミハナ
ふなもち
ふなもち
ふなもち
碧華 ミハナ
ふなもちの好奇心に満ちた目を 碧華は静かに見つめ返した
碧華 ミハナ
ふなもち
碧華 ミハナ
ふなもち
ふなもち
ガラスの向こうで、 ふなもちと碧華の2人が何かを話している
それをタバコを口にくわえた幽凪がぼんやりと見つめている。
幽凪 ユウナ
幽凪 ユウナ
遥 ハル
幽凪 ユウナ
幽凪 ユウナ
遥 ハル
幽凪 ユウナ
遥 ハル
幽凪 ユウナ
遥 ハル
首にかけたネックレスを大切そうに 見つめながら、 遥は幽凪を見つめはっきりと言った
遥 ハル
幽凪 ユウナ
幽凪 ユウナ
幽凪 ユウナ
遥 ハル
幽凪 ユウナ
幽凪 ユウナ
ふなもち
幽凪 ユウナ
遥 ハル
扉を開けてふなもちが顔を出す
碧華を残したまま、 ふなもちは部屋から出て幽凪たちと合流した
幽凪 ユウナ
ふなもち
ふなもち
遥 ハル
ふなもち
ふなもち
ふなもち
ふなもち
遥 ハル
ふなもち
遥 ハル
遥 ハル
ふなもち
幽凪 ユウナ
幽凪 ユウナ
幽凪 ユウナ
遥 ハル
頭を掻きながら遥はため息をついて笑った
遥 ハル
遥 ハル
ふなもち
遥 ハル
ふなもち
ー侵食区ー
頭を抑えながら 白髪の髪を濡らした少年が ぼんやりと廃墟と化した街を歩く
濁った蒼色の瞳が不気味だった
首にできた 不思議なヒビのようなものを 掻きむしりながら、 少年はブツブツと文句を垂れる
少年の周りには 不気味な姿のルオスティンが大量にいるが、 何故か少年には近づくどころか 怯えているようだった
?
?
夜華羽 ヤカネ
夜華羽 ヤカネ
夜華羽 ヤカネ
少年は目の前に立つ夜華羽の言葉に目を見開く
咄嗟に夜華羽に向かって手を伸ばしたが、
夜華羽 ヤカネ
夜華羽 ヤカネ
夜華羽 ヤカネ
夜華羽 ヤカネ
夜華羽 ヤカネ
少年の細い腕を掴んだまま、夜華羽は少年に顔を近づけた
少年は顔を顰めて必死に逃げようとするが、体の大きさでは敵わない
夜華羽 ヤカネ
夜華羽 ヤカネ
その瞬間、少年は視界が一気に暗くなった
夜華羽 ヤカネ
夜華羽 ヤカネ
?
?
夜華羽 ヤカネ
持っていた注射器を捨てると、 夜華羽は気絶している少年を担ぐ
そして、そのまま真っ暗な街から姿を消した
コメント
3件
うちの子きちゃぁぁぁぁぁ!!!! 最高だぁぁ...(??
遥さんでたぁぁぁぁ! やったぁぁぁ!(( どんどんと結末が判らなくなっている… 一体 槭さんは何処に行ったのだろうか…
( 'ω')フオオオオオオウアアアアアア!!!!!!!! 少年って槭のコト…!?いやーめっちゃ続きが楽しみぃ!!!!!!