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3月12日
家に帰ってきた
コテージでの事、1週間程のことを書こうと思う
私の故郷では獣人はあまり多くなかった
発情期の存在も知らなかったし、未だによく理解していない
彼女のコテージは北方の寒冷地にあり、室温も低く乾燥していたが
リリーと共にコテージに入って、どこか蒸し暑いような感じがした
あと、もったりとしたような香り?を感じたのを覚えている
彼女がずっと使っているコテージだ、匂いが染み付いているようなそんな気がした
この香りの正体は少しして気づいた
彼女のフェロモンだろう
ベッドルームの方がより匂いが強く 日が経つ事に彼女からの香りが強くなって確信に変わって行った
コテージにいる間、あまり豪華な食事などは無かったが不満はなかった
それよりもリリーの違いに驚いた
まず彼女の体温
風邪でもひいているのかというくらい高い体温で彼女曰くこれが普通だそうだ
寒い土地だったからか、隣で眠る時は彼女の体温は心地よかった
次の違いは…
違い、と言うよりも隠されていた。と言った方が近いだろう
彼女のより根源的な部分が垣間見えたと思う
いつもの行為と比べ物にならないほど積極的に、一種の恐怖を覚えるほど激しく迫ってきた
行為を通して彼女の高すぎる熱を実感することにもなった
獣人は皆この様なものなのだろうか
フェロモンの影響だろうか?コテージでの記憶が朦朧としている感じがする
帰ってきた後のリリーを見ると、私の記憶が間違いであるようにも感じられた