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作ってもらった弁当に文句を言うだけでなく姑と一緒になって専業主婦の私を家から追い出した夫⇨姑が実は

第1話 - 作ってもらった弁当に文句を言うだけでなく姑と一緒になって専業主婦の私を家から追い出した夫⇨姑が実は

2022年08月11日

#スカッと

#スカッとする話

LINEドラマ

アツシ

おいお前、なんだよ今日のこの弁当！

リカ

え？なにか変だった？今日は焼鮭がメインだけど

アツシ

魚は嫌いなんだよ、肉を出せ肉を！

リカ

ダメ、最近ずっと揚げ物や肉料理ばかりじゃない。

アツシ

うるせぇ！男は肉食って体力つけるんだよ！

リカ

好き嫌いが激しいだけでしょ？

アツシ

うるせぇ！俺の言うことが聞けねぇなら離婚だぞ！

リカ

もう、結婚してから毎日離婚離婚って。よしなさいよ

アツシ

お前が俺の言うことを聞かないからだろ！

リカ

あなたの健康のためじゃない

アツシ

こんなマズい飯食ったらストレス溜まるぜ！

リカ

そんな訳無いでしょ、私栄養士なんだから自信あるわよ？

アツシ

本当お前、こんなマズ飯でよく勤まるよな

リカ

失礼ね、働いて生活費を出してるのは私なのに！

アツシ

俺だって会社辞めてから毎日バイトしてる！

アツシ

自分だけが働いて辛いみてぇな顔しやがって！

アツシ

あーあ、嫁ガチャ失敗したわ〜

リカ

そっちこそ、私の気も知らないで…

アツシ

おっ？離婚か？いいんだな？

リカ

今じゃない、その時期が来たらね

アツシ

へっ、どうせそんな度胸もない癖に！

リカ

…。

アツシ

あー腹立った、母さんに説教してもらおう

〜10分後〜

シツ

ほー、これがLINEのグループ？覚えたてだから慣れないねえ

アツシ

母さん！リカが俺の嫌いなものをいつも弁当に入れやがる

アツシ

俺の言うことも全然聞かないし、もう離婚していいよな？

リカ

あっ、お義母さん。あれから腰は大丈夫なんですか？

シツ

ああ、そういえば腰の調子は大分よくなったね

シツ

こうして連絡できるようになったのもリカさんのおかげだ

リカ

いえ、そんなことはないですよ。とにかくよかったです。

シツ

だからアンタはもう、用無しなのさ！

リカ

えっ！？

シツ

まったく、アンタこの子に何回離婚と言われたか

シツ

覚えてないワケじゃなかろうね？

リカ

そ、それは…でも、お義母さんはいつも…

シツ

言い訳をするんじゃない！

シツ

いつまで経っても出ていかず息子に甘えて

シツ

恥を知りなさい、恥を！

アツシ

その通りだよ、母さん！

リカ

お、お義母さん！今、私が今出ていったら…

シツ

この後に及んでまだ言うかい！？

シツ

今日うちに帰ったらすぐに荷物をまとめて出て行きな！

シツ

この子には、もっと相応しい嫁を見つけてみせる！

アツシ

そんなに俺のことを心配してくれて…

アツシ

ありがとう、母さん…！

アツシ

おいリカ、お前の実家に離婚届送るから出しておけよ

リカ

あ、アツシ…本当に、後悔しない？

アツシ

するワケないだろ！

アツシ

母さんの知り合いはみんな金持ちの名家!

アツシ

しかもお嬢様が多くて美人揃い！

アツシ

最初っからお前じゃなくて母さんに頼めばよかったんだ！

シツ

ヒャッヒャ、そういうことさね！

シツ

餞別にはそうだね、後で手紙くらい送ってやるよ！

シツ

息子からあんたにくれてやるものはないからね！

アツシ

ぷっ、手紙だけって！母さんひでぇなーｗ

シツ

ほほほ、リカさんにはそれがお似合いさ！

リカ

あの…手紙？それは結構です…

シツ

遠慮するんじゃないよ、たかが紙切れ一枚！

アツシ

あーはっは、みっともねぇな！

リカ

おふたりとも…本当に、これで離婚していいんですね？

アツシ

だからそう言ってるだろ！今日は早退して、今すぐ出ていけ！

シツ

私は留守にしてるから、出ていく時は戸締まりおしよ！

リカ

…分かりました。

リカ

シツさん、本当にありがとうございました

アツシ

なんだぁ？最後に母さんに媚売って離婚を避けたいのか？

シツ

そんな姑息な手を使っても無駄だよ！もう行きな！

リカ

はい…失礼します。

アツシ

あばよ、ハズレ元嫁さん！

シツ

はぁー、せいせいするわい！

〜一ヶ月後〜

アツシ

あ、あの〜…母さん？

シツ

うん？どうしたんだい、アツシ

アツシ

その…俺の新しい嫁さんって、いつ紹介してくれるんだ？

シツ

あぁ？なんのことだい？

アツシ

もー、とぼけちゃって！

アツシ

だから！俺の新しい嫁さんの話はどうなってるの！？

シツ

誰が紹介してやると言ったね？

アツシ

えっ？やだなあ、母さんあの時言ってただろ。

アツシ

この子にはもっと相応しい嫁さんを見つけてみせるって。

シツ

ああ、その話かい

シツ

バカだねぇ、お前に相応しい嫁さんなんか

シツ

世界中のどこを探したって見つからんよ

アツシ

は！？ちょっと母さん、どういうことだよ！

シツ

うるさいねえ、そんな怒鳴らんでも聴こえておるわい

シツ

リカさんはお前にゃもったいない嫁さんだったよ

アツシ

母さん…俺の味方じゃなかったのか！？

シツ

誰がお前のようなドラ息子応援するもんかね

アツシ

なんてこった…じゃあ俺はこのままだとバツイチ！？

アツシ

そんなの耐えられねえ！すぐリカにLINEしないと…

〜５分後〜

アツシ

おい、おいリカ！返信してくれ、頼む！

リカ

急にどうしたの？もう連絡して来ないでほしいんだけど

アツシ

お、俺たち離婚を取りやめようぜ。

アツシ

ちょっと謝れば、よりを戻させてやってもいい！

リカ

は？なに取りやめって。嫌に決まってるでしょ。

リカ

それよりアツシ、お義母さんに私からのお礼を伝えてね

アツシ

母さんに騙されたんだ、俺はお前のことが嫌だったんじゃない

アツシ

…お礼？そう言えばお前、最後に母さんにそんなLINEしてたな

アツシ

あれ、媚売ってただけじゃねえのか？

リカ

呆れた…そんな訳ないじゃない

リカ

お義母さんからの手紙は私への感謝とあなたの事でお詫びの手紙

リカ

それと贈与契約書が入っていたの

アツシ

贈与契約書？

リカ

簡単に言うと、私に財産の贈与をしてくれたってこと

アツシ

ざ、財産！？ちょっと母さんに確認するから待ってろ！

〜５分後〜

アツシ

母さん、財産ってリカにいくらやっちまったんだよ！

アツシ

っていうか、俺の取り分は！？

シツ

そんなもん、あるワケないだろう？

アツシ

ど、どういうことなんだよ母さん

アツシ

最初から分かるように説明してくれ！

シツ

物わかりの悪い子だねえ、まったく

シツ

そもそもリカさんがあんたと離婚しなかったのは

シツ

あんたじゃなくて、私の為だったのさ

アツシ

母さんの…？

シツ

そうさ、私はあの頃腰を悪くしていた。

シツ

リカさんはそんな私を気遣って、腰に良い薬やら

シツ

温泉やらに連れて行ってくれたり、病院にも付き添ってくれた

アツシ

だ、だからって…なにも財産まで

アツシ

分けてやることないだろ！？

シツ

分けてやったんじゃないわい

シツ

私の財産は全てリカさんに譲ったよ

アツシ

全部！？じゃあ母さんにはもう何も！？

シツ

ああ、ビタ１文も残っちゃいないよ

アツシ

そ、そんなぁ…なんでそんなことしたんだよ…

シツ

こうでもしないとお前、真面目に働かないだろう？

シツ

ただでさえリカさんが働いてくれているのを良いことに、

シツ

あんたは真面目に仕事も探さず毎日フラフラ

アツシ

それは…そうだったけど、でも俺にだって事情がある！

シツ

事情！？何から何までリカさんに頼りきりで

シツ

ちっとも私を心配しなかったお前になんの事情がある！

アツシ

ちゃ、ちゃんと母さんのことも考えてたって！

シツ

だったら何故あの日、私に最初に向けた言葉は

シツ

私じゃなくリカさんへの不満だったのかねぇ

アツシ

そ…それは、ごめん…

シツ

ふん。あんたは結局自分が一番可愛くてしょうがないのさ

アツシ

そんな…ちょっとリカを呼ぶから考え直してくれよ！

〜10分後〜

リカ

あ…あの、お義母さん

シツ

ああリカさん、巻き込んですまなかったね

リカ

い、いえ…あの、やっぱり贈与のこと、辞退したくて

シツ

どうしてだい、あれは慰謝料代わりみたいなもんだから

シツ

あんたがちゃんと貰っておくれよ。

リカ

しかし…いくらなんでも額が大きすぎます

アツシ

なぁリカ、いくら貰ったんだよ！？

リカ

こんな話あなたにしたくないけど、

リカ

お義母さんに考え直してもらうには仕方ないか

アツシ

そ、それで！いくら貰ったんだよ！

アツシ

焦らすなよ、早く教えろよ！

シツ

アツシ！あんた本当に、いい加減におしよ！

リカ

まぁまぁ、シツさん。

リカ

その…いくらとか、そういうレベルじゃないの

リカ

８千万に…マンション２棟とその下の土地全部

リカ

一度にこんなにたくさん贈与されたら、不安でしょうがないのよ

アツシ

か、母さんそんなに持ってたなら、

アツシ

ほんのちょっとでも俺にくれたら良かったじゃないか！

アツシ

お、俺これからは真面目に働くよ！

アツシ

だから…

シツ

もう遅いんだよ。あんたがあの時、

シツ

私がリカさんに怒るのを止めていたら

シツ

少しは残してやったかもしれないんだけどねぇ

アツシ

そ、そんなのズルいって。

アツシ

それを先に聞いてれば、俺だってもっと頑張ったのに！

アツシ

母さんもリカも、俺を騙したんだ！詐欺じゃないか！

リカ

呆れた…

リカ

この話を聞いていたところで、

リカ

あなたが改心できるとは思えないわ

シツ

まったくだね

シツ

まぁ、これからは自分の力で

シツ

私のぶんまでしっかり働いて養っておくれ

シツ

リカさんがあんたにそうしてくれていたようにね

アツシ

く、くやしい…！

シツ

しっかり反省してな。

シツ

そうそう、リカさん。贈与の件だがね

リカ

は、はい。考え直して頂けますか？

アツシ

母さんー！お願いだ、考え直してくれよ！

シツ

懲りない子だねえ、あんたも。

シツ

リカさん、私は哀れみであなたに贈与したんじゃないよ

リカ

えっ？

シツ

あなたなら無駄遣いもしないし

シツ

資産を持つのはきっとあんたにとってもいい経験になる

シツ

入ってくる金を片っ端から食い尽くしそうなこの子とは違ってね

アツシ

そこまで言わなくてもいいだろ？母さん！

リカ

シツさん…。

シツ

大丈夫、あんたならできるよ。やってみな

リカ

…はい。ありがとうございます

アツシ

おいリカ、謝るから！だから俺と再婚しよう！

リカ

しつこいわね、嫌だって言ったでしょ？

アツシ

別れてから君の良いところに気付いたんだ！

リカ

白々しい、あなたが欲しいのは

リカ

私との復縁じゃなくてお義母さんの資産でしょ？

アツシ

そんなことないって！

アツシ

リカが出ていってから、俺も大変だったんだよ！

アツシ

稼ぎは大幅に減るし、家事はしなきゃいけなくなるし…

アツシ

おまけに俺の噂が流れて再婚すらできない！

シツ

全部自分の身から出たサビだろうに

リカ

そうよ。いつまでもお義母さんに甘えてないで

リカ

これから一人になるんだし仕事も家事も頑張らないとね

アツシ

そんなの無理だぁー！

シツ

その無理を自分の嫁さんに強いていたのはあんただろ！

アツシ

ご、ごめんって…

シツ

まずそれをリカさんに謝りな！

アツシ

わ、悪かったよリカ！

リカ

別にいいわよ。もう気にしてないから

アツシ

本当か？なら、もう俺のことも怒ってないんだろ？

アツシ

さっきは照れくさくて断っただけなんだろ？

アツシ

意地張ってないで再婚しよう！

リカ

いい加減にして！

リカ

あなた結婚してた頃、何回も何回も

リカ

ちょっと自分が気に入らないことがあると

リカ

離婚を持ち出してたじゃない！

アツシ

うっ…それは…

シツ

アツシ、もう諦めな。

シツ

あんたはリカさんの心を何回も傷つけた。

シツ

もう戻れっこないんだよ。それを認めな

リカ

お義母さんのいうように、私はもう

リカ

あなたへの興味も愛情もないの

リカ

だから、気にしてないってこと。

アツシ

お、俺のことが嫌いとかでもなく

アツシ

本気で興味がなくなったってことかよ…

リカ

あなたが他にしてきたことを考えれば当然よ

アツシ

ほ、他に？

リカ

覚えてないとは言わせないわよ

アツシ

な、なんだっけなぁ〜…

シツ

しらばっくれるんじゃないよ！

リカ

服は脱いだらそこらへんへ投げ捨てて、

リカ

家事は言っても全然手伝わないし

リカ

私が済ませた家事に文句つけて

リカ

それでよく、とぼけていられるわね！

アツシ

ご、ごめんなさぃい…

シツ

結局私とリカさんで家のことをやって

シツ

あんたは何にもせずに遊んでいたね…

アツシ

い、言ってくれれば家事でもなんでも手伝ったよ！

リカ

何回も言ったわよ！

リカ

こんなことになっても、

リカ

なんにも反省してないなんて…

リカ

本当に最低ね。二度と連絡してこないで

アツシ

待って、今度こそ本当に変わるから！

アツシ

おい、返信してくれよ！おい！

シツ

諦めが悪いね！ほら、家事を教えるからこっち来な！

〜後日談〜

リカ

その後、アツシはシツさんが監視してくれて

リカ

二度と連絡してくることはなかった。

リカ

私は新しい生活を送り始め

リカ

今では大切な夫を見つけ幸せに暮らしています

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