ある日の昼過ぎ
紅鷹
いつもの番台には彼女がいる。
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そんなあいさつをして、 軽くお辞儀をする
紅鷹
少し不思議そうな顔をするのはまた、 鈍感なのか、優しさなのか。
あの誕生日から3日経っていた。
紅鷹
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紅鷹
そっと右手を出すと
その手には少し大きめな菓子折り。
lrn
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そんなのは単に都合のいい 理由なだけで。
紅鷹
紅鷹
紅鷹
ほんとは貴方のそばに居たいから なんて
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到底言えない。
紅鷹
そう、お茶を出し襖を締める。
長い廊下の一番奥の部屋で 角部屋なのか、外の庭園がよく見えた。
よく作られた庭には池があって
駅近の場所にしてはよく敷地内に 池があるな、とも思わせる。
数分して、 足音とともに体操着姿の ゆりが来た。
ゆり
ゆり
赤いランドセルは年季が入っていて 少しくすんでいる。
ゆり
ゆり
ガチャガチャと ランドセルから出した絵には
腰が曲がったおじいさんと 黒い髪の着物の女性。
黒髪の水色の目をした女の子と 赤髪の人。
ゆり
ゆり
ゆり
ゆり
そう、一人一人教えてくれる。
ゆり
ゆり
絵はみんな仲良く手を繋いでいて みんな笑っている。
lrn
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もちろん、と言わんばかりに笑う。
ゆり
ゆり
と言った。
どうやら俺は家族と思われているらしい。 …
√深裏
√深裏
√深裏
√深裏
√深裏
√深裏
√深裏
コメント
1件
コメント失礼します めっちゃ好みの話です!