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み お .
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のあ
誰も居ないリビングに、朝の挨拶をする
今日は一番に起きた
…………えとがいたら、いつも良い勝負 なんだけどな
私とて、心配でないわけでは断じてない
本当は、心配で心配で仕方がない
一人になったことで、無謀な行動を 止めてくれる人が、えとの周りには いなくなった
それが怖くて怖くて、気が気でない
のあ
小さく嘆き、拳に力を込めた
どうやらその心配は、ゆあんの目には 映らないらしい
のあ
のあ
のあ
届くわけ、ない
でも、一人になると、考えてしまう
呟いてしまう
のあ
悔しくて、苦しくて、涙が出てきそうに なる
えとはいつも、一人だった
本当は一人じゃないのに みんながいたのに
いつもいつも、世界にたった一人でいる ような顔をしていた
孤独感の拭えない、辛そうな笑顔を していた
じゃぱぱ
のあ
じゃぱぱ
のあ
何の集団というわけでもないので リーダーと正式に決まっているわけでは ないが
日頃テキパキと指示をしてくれるので
私達のまとめ役を担っているに等しいと 言えるだろう
じゃぱぱ
のあ
じゃぱぱ
のあ
じゃぱぱ
………なんだ、この空気
のあ
じゃぱぱ
のあ
のあ
ゆあん
階段の上から、声が降ってきた
のあ
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあん
いつから起きていたのか 既に身支度を済ませ
目立ちすぎない思色に、胡粉色のラインが入ったジャージを身に纏っている
のあ
じゃぱぱ
そこに、止める理由などない
ゆあんは足早に出て行った
ゆあん
普段から運動をあまりしないので 少し走っただけでも息が上がってしまう
えと、聞かせてよ
過去のこと
君をそれほどまでに傷つけた出来事を
今なら俺、わかる気がする
ゆあん
もう流石にここにはいないだろうか
ゆあん
俺達を養ってくれているのだから 文句なんて絶対に言えない
だけど、こんなことになっても 仕事なのか……
そう思ってしまった
本当はえとの事が心配でたまらない ことを、知っているのに
そうでないはずがないのに
ぽん太
ひなこ
プルルルプルルル
ひなこ
ぽん太
ひなこ
一応、想定の範疇とはいえ 心配していることは変わりない
だけど、仕事の関係で動けない
えとは、妹だ
世界にたった一人の家族
でも、みんなも家族だ
もう、掛け替えのない仲間だ
12人を養うのに、へまなんかできない
だから私は、仕事を優先した
ひなこ
警察官
ひなこ
警察官
う………
ひなこ
警察官
ひなこ
言葉に詰まる
警察官
ひなこ
警察官
少し怒りを含んだ声色に変わった
ひなこ
警察官
ひなこ
警察官
呆れた、というように溜息をついてくる
ひなこ
警察官
ひなこ
ひなこ
警察官
ひなこ
ガチャ
ひなこ
ぽん太
ひなこ
ぽんちゃんが居ることを すっかり忘れていた
事情を説明しなくては
ひなこ
途切れ途切れになってしまう
ぽん太
私の顔は今、どんな色をしているの だろうか
ひなこ
ぽん太
ややあって、私は意を決した
ひなこ
ある考えが浮かんだ
えとを、自由にするための考えが
えと
頼りは記憶しかない
何処を目指しているのか、それは 語るべきではない
充電が半分を切り、あまり使わない ようにしているスマホを片手に
路地を進んでいく
えと
私は今、とても悲痛に歪んだ顔をして いることだろう
えと
苦しい
あぁ…過去に戻れるなら……
もう一度、やり直せるなら……
そんなことは、ただの願望でしかない
叶うことは、ない
__戻ってくることは、ない
Ria_cha
Ria_cha
Ria_cha
Ria_cha
Ria_cha
コメント
1件
ああ……もう、胸がぎゅっとなる回だった……のあの「早く帰っておいでよ」って呟き、すごく切なかった。みんなそれぞれの場所でえとのこと想ってるのに、すれ違ってる感じが辛い。特にひなこさんの警察との電話は、冤罪なのに逃亡扱いって理不尽すぎて怒りが湧いた。でも最後、ひなこさんが「自由にするため」に動き出したところで希望も感じたよ。それぞれの思いが交差する構成、すごく好きでした。次が気になる……!