テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#桃源暗鬼
ナイトアクア
335
#桃源暗鬼
うら
1,105
#サカモトデイズ
水羽
519
吉原 遊郭
四季
四季は飲みの客を時間なので 見世から出そうとしていた 酔っぱらいの千鳥足をなんとか支えようやく見世から出したところだった
四季
よろりと体制を崩した客を四季はなんとか支える もにり… 客の手が四季の尻を掴む その不快感をどうにか無視しながら早く帰るように促していると急に客が体から離れた
無陀野
客の首根っこを掴んで大門の方向に向かせ強制的に歩かせるように背中を押す 声色と体格……そしてその格好を見た客はサッと血の気が引いてへっぴり腰で逃げるように立ち去った
四季
無陀野
四季
四季
四季
無陀野
大旦那とはこの見世の主人 四季を雇っている人だ
無陀野は四季の腰に手を回し一緒に来るように促す 見世に入ると無陀野の顔パスですんなり見世の中へ 遣手婆にしっかりお金も渡し「例の件で」と短く伝えるとウキウキした様子で裏に履けていく
四季
横に高そうな皮のカバンを置いて正座する無陀野をまじまじと見る 黒の軍服に肩から伸びる金の紐 胸には色々な飾りが付いる 普段の洋服とは違い明らかに「正装」だった なにか仕事をしてきた後だったのだろうか もしかしたらこの見世が軍部のなにかしらの宴会で使われる可能性が? 四季はそんなことを考えていた
無陀野
四季
無陀野
四季
襖が開き大旦那が入ってくる 無陀野は姿勢を正し礼をする それから世間話をいくつか交わす 時折無陀野は「ナツ花魁のお陰で…」と口にする それが少し照れくさかった だって別に何もしていない 話を聞いて酒を一緒に飲んで1晩添い寝するだけ 特別なことはしていない
空気が温まりようやく本題に入る
無陀野
皮のカバンを大旦那の前に出す 丁寧な手つきでカチャリカチャリと留め金を外していく ぱかりと明けると大旦那はゴクリと唾を飲んだ 四季も目を見開く
四季
ぎっちりと札束が綺麗に陳列され収まっている 見たことの無いくらい大量の金の束 この人……今日なんの交渉来たんだ!? 四季は無陀野の顔を見る いつものように平然とした様子だ
無陀野
大旦那はもう金しか見ていなかった これが手に入るならなんでも言うこと聞きますみたいな勢いで話が進んでいく 守銭奴だとは思っていたけどここまでとは… 四季は少し呆れた
無陀野
大旦那はそれは本当にもう見た事ないような笑顔で頷き遣手婆を呼びつけ何やら書類を持ってこさせた 無陀野は何もお構い無しに胸ポケットから万年筆を取りだし記名する その後小刀で指の腹を切り拇印までした
無陀野
「四季今日の仕事は終いだ良かったなぁ」
四季
無陀野
無陀野
四季
無陀野
四季
無陀野
無陀野は噛み締めるように名前を呟く 優しい声に胸が高なった
四季
無陀野
四季
無陀野
四季
無陀野
有無を言わさずと言った形だった 大旦那金を自分の方へ引き寄せ返す気はないようだしそもそも拒否権が四季にはないに等しい やられた…… 四季にはもう頷き従うしか無かった
無陀野が帰ったあと
四季は部屋で荷造りしていた どうしよう…どうしよう… 突然の事で全く理解が追いつかない 元々頭の回転はいい方ではないが… まだ現状に納得できない 今日だって普通に過ごす予定だった 客と酒を飲んで、抱かれて、朝になって、皇后崎に……
四季
その場でうずくまる 店の仕事は正直嫌だった 心を殺してやってきた 年季まで辛抱だって それが明日で終わり? 急に足元に地面が無くなった様な感覚だ 不安 怖い これからどうなる
ふらりと四季は立ち上がりアイツ探す
四季
その声に反応する 振り向いてこちらに駆け寄ってくる しっかり身体を支えられる
皇后崎
四季
皇后崎
今日あったことを話す ぽつりぽつりと言葉を吐き出す 皇后崎は黙ったまま聞いてくれた
皇后崎
四季
皇后崎
皇后崎
四季
四季
四季
四季
四季
普段強気な四季がこんなにも何かに怯えている それが無陀野せいなのかなんなのか…分からない 皇后崎は四季を抱きしめ背中をさする
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
皇后崎
四季
皇后崎
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
四季はぽろぽろと涙が出てくる それぐしぐしと拭う
皇后崎
四季
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
皇后崎は四季の額を指で弾く 立ち上がり部屋から出ていく 名前を呼び止められたが無視して襖閉める これ以上一緒にいたら縋り付く四季の手を取ってしまいそうになったからだ 絶対に無陀野と一緒にココから出た方がいい こんな鳥籠から早く…
昼
結局皇后崎は四季を理由をつけ避けてまともに会話ができずに引渡しの時間になってしまった
四季
無陀野の大きな手で頭を撫でられる
無陀野
四季
無陀野
四季
見世の外に出た 四季は振り返り誰かを探してる 無陀野には誰を探しているかわからなかった 今日迎えに来た時から気分が沈んでいるのか表情が暗い 四季の手を引いて歩く 大門までの道で四季は何度も見世を振り返る 世話になった見世だから……という訳でも無さそうだ 誰かに挨拶をし忘れたのか? 大門が近づく 門を超える直前四季の手が無陀野の手をすり抜けた
四季
そう呼ばれた四季と同い年くらいの少年 四季を抱きとめ言葉を交わしている 顔に傷がある少年 見世の遊女ではなく奉公人か?
四季
皇后崎
2人はぐずぐずと泣き始める その光景で大体察した 皇后崎は四季をここまで支えてきた人物だったってことを
無陀野
四季
皇后崎
四季
抱きしめていた腕が離れていく 四季は無陀野の手を握る
無陀野
四季
無陀野
四季
無陀野
無陀野は皇后崎に視線を送る
四季
無陀野
四季
無陀野
四季
四季は皇后崎の手をとる 先程のあの顔が嘘のように力強い笑顔だ
四季
皇后崎
皇后崎
四季に手を引かれ歩き出す 四季は無陀野に手を伸ばす 無陀野その手を握り返す 3人は大門を1歩また1歩と出る
四季
無陀野
四季
皇后崎
無陀野
四季
無陀野
皇后崎
無陀野
四季
皇后崎
四季
無陀野
四季と皇后崎は顔を見合わせる
四季
皇后崎
四季
皇后崎
皇后崎
四季
四季
無陀野
四季
無陀野
皇后崎
四季
3人は語り合いながら歩く 四季を中心の3人仲良く 不安なことなど何も無い 楽しい未来が輝いていた
☂️🔫⚙️𝙚𝙣𝙙 .
後日談
花魁坂
無陀野
花魁坂は無陀野の家に来ていた
無陀野を挟んで四季と皇后崎が座っている その向かいに花魁坂が座る
花魁坂
無陀野
花魁坂
無陀野
無陀野はカップに口をつける
皇后崎
四季
無陀野
花魁坂
皇后崎
花魁坂
無陀野
花魁坂
無陀野
四季
皇后崎
花魁坂
無陀野
四季
花魁坂
四季
皇后崎
四季
皇后崎
四季
皇后崎
花魁坂
四季
花魁坂
無陀野
花魁坂
四季
皇后崎
花魁坂
四季
皇后崎
花魁坂
無陀野
花魁坂
花魁坂
四季
花魁坂
皇后崎
花魁坂
無陀野
四季
花魁坂
皇后崎
無陀野
花魁坂
花魁坂
無陀野
花魁坂
無陀野
花魁坂
皇后崎
花魁坂
皇后崎
無陀野
花魁坂
四季
無陀野
皇后崎
花魁坂
この後3人で川の字で寝たのはまた別の話
コメント
4件
最高でした(鼻血鼻血鼻血)素晴らしい作品でした、、、マジでやばい!!本当に最高!!てか!むだ先めっちゃ気ぃきくやん!!これで取り敢えず迅のことで四季君は、泣かなそうだね!多分だけど、、続きも楽しみにしています!!

