/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
注意
irxs nmmn BL 青桃 学パロ 年齢操作 地雷さん、苦手さんばっく。 無理してみちゃだめだよ
※前作品の「【青桃】君/彼 があまりにも」を読んだ方が少しだけわかりやすいかも知れません
普通にこの作品だけでも分かるように書いてますので、 読むか読まないかは あなたに任せます🫠
それでは〜なんでも平気な方だけ、 行ってらっしゃいませっ！
青side
今日は数学のテストが返される日。
勉強不足で少し不安なところもあったが、…まぁ、今回も満点を取れるだろう。
先生
先生が続々と生徒たちの名前を呼ぶ。
そろそろ俺の番だ。
先生
青
大丈夫。 だっていつも満点取れとるんやから。
先生
青
帰ってきたテストの点数は、
俺が望んでいた満点。 ではなく。
青
2点低い、98点だった。
…どうしよう。 お父様になんて言えば。
満点じゃないと行けないのに。 100という文字じゃないとだめなのに。
そんな俺の気持ちを気にせず、 話しかけて来るクラスメイト達。
青
青
青
青
少し表情を作るのも上手くなってきた。 顔にいつも通りの俺を貼り付けとけばなんとかなるか。
こいつらだって… 俺の事、ちゃんも見てすらねぇんだから。
結局その日は全く勉強に集中出来なかった。
授業を受ける気にもなれなかったが、 受けなければならないから。
早く1日が終わることを祈って、 残りの時間を過ごした。
青
誰もいない部屋に響く声。
何だか心が空っぽで、 苦しくて。
…泣きたいのに。 泣けない。
青
1件の新着メッセージがあります
スマホに表示された画面。
押すか迷って、結局押した。
「今日はテストの返却日だろう。 答案用紙を送ってください。」
父からだった。
青
二文で敬体と常体使うのはちょっと違和感がすごい。
青
ﾊﾟｼｬｯ
無機質な音を立てて写真が保存される。
その写真を選択して、 父へ送った。
📞 不在着信
青
電話に出たくない。 でも出なきゃいけない。
流石に２回目は出なきゃ。
〜♪
部屋に響く着信音。
震える手で応答マークを押した。
青
父
1番に聞こえてきたのは罵声だった。
父
父
父
父
父
父
青
父
その通りだ。
親がいない方がプレッシャーが少ないから親元を離れた。
独りだと逆に勉強に集中できないから、ないこと住むことにした。
その代わり全部のテストで必ず満点を取る事を約束した。
医者になりたい。 のも、事実だ。
迷惑を掛けたから恩返しがしたいのも事実なんだ。
事実のはずなんだ。
でも何故か、 何故か心が締め付けられる感覚がして
心の中で、 そんなの自分の意思じゃないって、 そう言ってる自分がいる
青
父
父
父
青
青
青
父
電話の向こうで声が聞こえる。
…母だろうか。
父
父
…説得、してるのだろうか 父のことを
母はいつも俺の事を庇ってはくれていたから
理由は、そんなに怒っていたら勉強に身が入らないからだけど
父
父
父
青
ﾌﾞﾂｯ
雑に切られた電話。
その場に立ち尽くす。
何もしたくなかった。
でも、課題をやらなきゃ。
ないこが帰ってくる前に終わさなきゃ。
青
課題を机に広げる。
出ていたのは得意な英語だけ。
これならすぐ終わる、はず。
問1 次の問題について、自分自身の立場で自由に答えなさい。
①What do you think is the impact of global warming on our lives?
…地球温暖化、影響か
これはいつも書いてるようなやつを書けば大丈夫。
②What kind of profession do you want to get in the future? What is the reason again?
青
将来の夢。 医者になること。
理由は、 親に恩返しを、したいから
I want to be a doctor in the future.
そこまで書いて、 手が止まる。
…俺って本当に医者になりたいんだっけ
理由は親のためって、 そんなの、ただの親の機嫌取りじゃないのか
…そんなことない。俺は、本当に、
青
青
青
医者になりたくなんてない
ただ、 ただないこと、幸せな暮らしが出来れば、それでいい
でも、そんなの書けない
きっとこういうのは面談で使われる。
だから医者って書かなきゃ。
青
手が、進まない
ガチャ
ドアの開く音がする。
ないこが帰ってきたんだ。
…いつも通りの俺でいなきゃ
桃
青
桃
桃
いつもすぐ「ないこたぁぁぁんっ！！おかえりいいいっ！！」とかいいながら抱きついてくるから、それを避けるのが毎日の日課だったのだが。
それに心做しか、 元気がないように見える。
桃
桃
青
青
口をとがらせて残念そうにしてた後、 すぐ傷付いたような顔をしていたような気がしたけど
…気のせい、かな
桃
青
青
桃
ちらっと課題の方を見る。
…英作文？
次の問題について、〜…
自分の考えを書くやつか… それが進まないなんて珍しいな 英語なのに…
よく見ると、
②What kind of profession do you want to get in the future? What is the reason again?
I want to be a doctor in the future.
そこで止まっていた。
何度か書き直した後が見える。
…何となくわかった、
桃
青
課題に取り掛かろうとするまろに声を掛ける。
桃
青
桃
桃
桃
桃
俺がまろにできる、精一杯のつもりだ。
将来の夢を書くのが、 自分の夢じゃないと気付いたか、
自分ではなれないと勘違いしたか。 どっちかだ。
桃
桃
青
桃
桃
青
そう言って手を広げるないこ。
どうしようもなく嬉しくて、 涙が溢れる。
青
桃
そういっても笑いながら涙を掬ってくれた。
そのまま抱きつかれる。
桃
青
桃
青
ぼろぼろと零れていく本音。 ないこに言えなかったことだってあった。
でも今なら。 今ならわかってくれる気がして。
青
青
青
青
青
青
青
止まることを知らない涙と本音。
それを聞きながら「うんうん、」と優しく相槌を打ってくれるないこ。
桃
桃
青
桃
桃
桃
青
桃
桃
桃
青
青
青
桃
青
桃
桃
青
桃
桃
桃
青
ないこにはなんでもお見通しなんかな
…嬉しいなぁ、俺、幸せもんやなぁ
次は2人で、
いつだって2人で。
なんでも、乗り越えて行こうな
2人で。
