大我side
〜小児科〜
俺と北斗は内科と小児科にいる幼なじみに事情を 話に、二手に分かれてそいつらを探しに行った
大我
あ、いた
タッタッタッ!
大我
慎太郎〜樹〜
樹
あれ?大我じゃん
慎太郎
どした〜?
大我
ちょっとNICUに来てくれ
大我
事情はそこで話す
慎太郎
俺ちょうど休憩だからそのまま向かうよ
樹
俺は、もう少ししたら休憩だけどいいよ
大我
いいのか?
樹
だって急用なんだろ?
大我
さすが
樹
ちょっとここで待ってろ。代わってきてもらうから
大我
悪いな
樹
慎太郎、それ貸して
慎太郎
さんきゅー
樹
じゃあ、ちょっと行ってくるから、ここで待ってて
大我
分かった
北斗side
〜内科〜
北斗
ジェシー、髙地
髙地
あれ?北斗じゃん
ジェシー
珍しいじゃん。どうしたの?
北斗
お前らに話したいことある
北斗
NICUに来てくれ
髙地
俺らだけ?
北斗
いや、大我が樹達を呼びに行ってる
ジェシー
全員集合か
ジェシー
あ、ねぇ君
看護師
はい?
ジェシー
俺と髙地、松村先生に呼ばれて至急NICU行ってくるから、戻るまでの間、ほかの先生に代わり頼んでもらえないかな?
ジェシー
なんか急用みたいだから
看護師
わかりました。ほかの先生方に伝えておきますね
北斗
よろしくお願いします
看護師
では、失礼します(ペコ
北斗
行くぞ
大我side
北斗
大我、連れてきた
大我
さんきゅ
樹
で、なんだよ。話って
大我
この子のことなんだけど…
髙地
え、ちっちゃ…
ジェシー
その子は?
大我
先日、北斗が担当してた患者の子で
北斗
その患者がその子置いて逃げたんだ
慎太郎
産み逃げか
北斗
いや、どうも違うらしい
樹
どういうこと?
大我
まぁ、逃げたことには変わりないんだけど、
大我
初めからこうするつもりだったみたい
ジェシー
え?
大我
とりあえず、これ読んで。この子の母親から届いた手紙
慎太郎
まじかよ…
髙地
普通有り得ないだろ
樹
それで?大我と北斗のことだ
樹
この子を育てるとでも言うんだろ?
大我
あぁ
北斗
さすがだな
樹
何年の付き合いだと思ってんだよ
髙地
確かに笑
ジェシー
それで、俺らの手も借りようってことでしょ?
大我
いいか?
慎太郎
あったりまえよ〜
樹
しばらくはNICUだろ?
大我
あぁ。まだ出せる状態ではないからな
大我
そこで樹に頼みがある
樹
慎太郎
慎太郎
はいよー
タッタッタッ…
まだ要件言ってないのに、なにやるかわかったみたい
さすがだな
言わなくても通じるって、ほんと楽
タッタッタッ…
慎太郎
樹〜、持ってきたよ〜
樹
さんきゅ
髙地
え、何やるの?
北斗
検査だろ。この子の
髙地
なるほど…
ジェシー
でも検査は、大我がしたんじゃ…?
北斗
それでも、違和感があったから小児科の2人に頼んだんだよ
ジェシー
なるほど
看護師
京本先生〜
大我
あ、はい。今行きます
大我
悪い。あと頼む
樹
任せとけ
大我
よろしく
タッタッタッ…