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先生
先生の軽快に黒板に名前を書く音と、わたしはクラスメイトからの痛い視線に耐えていた.
蒼
『イケメン……!!』 『やっぱ、都会もんはちゃうなぁ~!』
蒼
煩いなぁ….
先生
蒼
先生
私があまりにも距離を取るので先生も困っているのがわかる.
ゆづ
先生
ゆづ
蒼
ゆづはそう言って笑った.
ゆづ
ほらまたきた.
蒼
ゆづ
蒼
ゆづ
父親の勢いで決まった引っ越しは、最悪な1日目を迎えたのだった.
先生
蒼
先生
担任は、分厚い封筒をわたしに渡してきた.
蒼
先生
蒼
蒼
先生
蒼
私はとんでもない厚さの封筒に驚きを隠せなかった.
蒼
蒼
逆に二神について知りたくなった.
先生
あの穏やかそうな先生の目に一瞬 影がかかった.
蒼
蒼
蒼
私は何も気にしてないかのようにそそくさとその場を後にした.
先生
蒼
先生の書いてくれたメモを頼りに二神の家についた.
蒼
蒼
__応答なし.
蒼
蒼
『ギシ
そこには古臭い離れがあった. _
蒼
蒼
『カタ
蒼
急に強い風が吹き始めたような気がして、わたしはその場から離れた.
蒼
蒼
私がその場で立ち尽くしていると
母
蒼
どこから出てきたかは分からないが、多分二神のお母さんが立っていた.
蒼
冷静だ.冷静.顔に出すな.
母
蒼
その人は笑っている.だけど、それは 表面上だけだ.汗が吹き出してくる.
母
蒼
この一家に関わったらダメだと自分の本心が叫んでいる.
蒼
母
蒼
得体の知れない笑みにわたしは耐えられなくなり、足早に神社を後にした.
__________
母
『じゃらり
二神
母
二神
母さんは、俺の言葉を遮るように被せてきた.
母
_______
蒼
____名前教えてたっけ?
_______
母
二神
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