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いらっしゃいませ。当店に起こし下さりありがとうございます
初めてご来店のお客様も再来店のお客様も数多くの中から見つけて足を運んでくださりありがとうございます
今回は過去作「鎖の先は従順犬」の桃黒、白、「元恋人の弟クン」の赤桃の物語です。 (お客様のみの限定公開ですので、今作を踏まえて興味がある方は見て下さると嬉しいです)
注意事項、変更点もありますので最後まで見て下されば幸いです
attention この物語はフィクションです。 ご本人様には一切関係ありません 主従関係、束縛要素を含みます。 ペア IV×VI I→Ⅲ←Ⅴ 身長変更あり IV ···▸170cm、VI ···▸169cm 苦手な方はブラウザバック推奨 変更点···▸暴力、血液要素なし 桃···▸ツンデレ要素強め、白···▸恋人の赤青に面倒を見られている 以上のことを踏まえて大丈夫な方は行ってらっしゃいませ!!
窓の無い部屋。空調設備が無い部屋で、地面に伏せている恋人に声を掛けた
IV
ぼんやりとしていた意識から目を覚ます。そして当然のように俺の名前を呼ぶ。
VI
抱き寄せれば、縮まった距離の分だけ彼の甘い匂いが鼻先をくすぐる
腕の中にすっぽりと収まる華奢な体に鼓動が跳ねる。煩いくらい脈打つ心臓の音を、聞かれないように彼を抱き締める
VI
IV
VI
IV
手を重ね、指を絡める。白魚の指に触れるとまた心臓が脈打つ。彼に触れただけで嬉しくなる単純な心臓を今すぐ止めてやりたい。
ドレッサーの前に恋人を座らせ、痛み絡んだ髪に櫛を通す
IV
一言も返してこない恋人に向かって、声をかけ続ける。返事が返ってこないと分かっていても、沈黙に耐えきれずに言葉を重ねる。
IV
IV
静まり返った部屋に響くのは、自分の声だけ。髪に触れ、どんな髪型にしようかと悩んでしまう
IV
どんな髪型にしようか頭を悩ませていると、視線を向けてられている気がして彼の顔を見た。
VI
IV
目の前に提示された複雑な編み込みに、思わず喉が鳴った。
一朝一夕でできる芸当ではない。断る言葉が口を突きかけたが、楽しげな相手の様子にそれを飲み込む。落胆させるくらいなら、やった後の方がいい。意を決して、細い毛束を指ですくい上げた。
IV
IV
VI
IV
VI
IV
鼻を啜って彼の白い肌に垣間見える痣と跡をコンシーラーで隠す。
IV
VI
身支度を終えた恋人がこちらに振り返り、無自覚な発言を口にする。
IV
IV
VI
IV
言おうとした言葉を呑み、黙ることが多い恋人の言葉を待つのも、嫌じゃない。
VI
IV
IV
小さな手に触れ、引き寄せる。暖かな肌に吸い付き、跡が付いたことを確認した後、唇を離す。
首筋を抑える恋人から目を逸らして、 赤く染った頬を隠す
IV
好きな子に“かっこいい“と言われただけで鼓動が跳ねる胸元を軽く叩き、恋人の手を引く
不思議がる恋人に手を引いて、時計を眺めソワソワしている待ち人に声を掛ける
IV
I
IV
Ⅴ
IV
Ⅴ
IV
腹の底から湧き上がる怒りを沈め、不服そうに頬を膨らませる弟に聞きたいことを尋ねた。
IV
I
驚かせようと背後から抱き着き、バランスを崩した弟と仲良く一緒に転ぶ
I
Ⅲ
I
首元に繋がれた鎖と嵌められた首輪を指で指し示す
Ⅲ
痣と傷だらけの体。はだけた胸元から垣間見える跡に視線を向ける
視線に気付き頬を赤く染める弟は首輪を外し、保護者兼恋人に手渡す。
IV
Ⅲ
IV
IV
IV
今にも泣き出しそうな彼。恋人に捨てられた彼を拾ったのも、付き合ったのも、ただの気まぐれだというのに…
Ⅲ
傷付いた表情を浮かべて今にも泣き出しそうだ。彼の言葉を待たずに手を叩き、新しい話題を口にする
IV
Ⅲ
IV
頬をじわじわと赤く染めるペットから目を逸らし、恋人に目を向ける。
VI
IV
IV
IV
二人と手を繋ぎ遊園地を回る。恋人とのデートは初めてのことばかりだ。
I
Ⅲ
繋いだ手を揺らしながらそう答える。経験が無いなら判断を委ねるべき。それが“普通“だった。
I
Ⅴ
Ⅲ
I
触れ方と言葉遣い、鼓膜に響く甘い声に脳が痺れる感覚がよく似ている
I
Ⅲ
Ⅲ
痛覚を失った筈なのに彼が触れた箇所はズキズキと痛みを帯びる
不快な痺れではなく、どこか甘やかで、確かな熱を持った衝撃だった。
I
Ⅲ
I
嬉しそうに口角を上げる。兄とは違う表情豊かな所が可愛らしいと思う
力が強いという所を除けば、優しい年下の恋人だと他者に言うことが出来る
手が震えている恋人の手を強く握る。手を繋いだことに対する謝罪を一言入れ、固まったままの恋人の手を引く
Ⅲ
I
Ⅲ
Ⅴ
I
Ⅴ
Ⅴ
指し示す方向に視線を向けると、見知った顔が視界に映る
僕を見つけてはこちらに駆け寄り頬を撫でる。兄はそんな触れ合いを楽しそうに頬を緩める
IV
I
IV
後方彼氏面の兄の頭を軽く叩いたいふさんは、兄を不思議そうに眺める。
Ⅴ
IV
にこやかな笑みを浮かべ、よろけながら歩く恋人の体を支える
VI
IV
兄は無意識に漏らした独占欲を隠そうともせず、彼女へと手を差し出す
IV
挙動が可笑しい兄の様子が面白いのか恋人は頬を緩め、兄の肩を軽く叩いた
Ⅴ
IV
Ⅴ
IV
IV
言葉の途中で髪を撫でる。固まる兄を興味津々に眺め、声を出して笑い出す
Ⅴ
IV
背を押され、嬉しそうに恋人と話す兄の後ろ姿を見送り、隣に居る恋人の手を引いた
密着する体に、大袈裟に脈打つ心臓の音が煩わしい
IV
些細な音に驚いた声を上げる。こっちの気も知らないで潤んだ瞳で見上げてくる
VI
IV
VI
下を向いて消え入りそうな程、小さい彼の声を聞いて自然と体が動く
触れるだけで頬が赤く染まる。視線を逸らすと、血色の良い唇が視界に映る。触れられて、ピクリと震える体に自然と引き寄せられる。
IV
I
保護者である二人は僕を見て何故か頬を緩める。
I
I
Ⅴ
睨みつけると、「睨んどっても可愛い」と付け足して頭を撫でる
撫でられると頬が赤く染める。染まった頬を撫で、隣に座る恋人に目を向ける。
Ⅴ
Ⅲ
I
Ⅲ
膝に寝転んで甘えてくる。甘えられる経験がない僕は彼の額に口付ける
唇を離し、顔を覗き込む。頬を赤く染めた彼は慌てて服の袖で顔を隠す。
Ⅲ
紫紺の瞳は僕を映さない。拒絶を示す彼に、「好き」と伝えてもきっと伝わらない。
I
I
頭を撫で耳元で囁く。ビクリと跳ねる体を抑えて、薄っすらと笑みを浮かべる
I
Ⅲ
I
I
IV
お兄ちゃんは見計らったように僕を見つけては声を掛けてくる
絡みつく腕。拒絶を良しとしない触れ方に背筋が震えた。
IV
IV
圧を感じる言葉に涙が浮かぶ。震える体を見て満足そうに頬を緩め、手を握る
IV
瞳を見てそう話し、体を引き寄せられる。初兎さんの小さな声を聞いて、兄は口角を上げて笑った
IV
煽りを含んだ言葉。触れられることにまだ慣れていない恋人の手を引く
Ⅴ
I
Ⅴ
屈んで目線を合わせると、更に赤く染まる顔を逸らす。話す声は小さく消え去りそうだが、はっきりと聞き取ることが出来た。
I
Ⅴ
Ⅴ
I
Ⅴ
「くん」呼びを嫌がる彼。心当たりがあることを言われると、頬が赤く染まる。
年相応で子供らしいなと思う反面、甘やかしたいという母性が芽生える
I
Ⅴ
こちちを見て駆け寄り、自身の上着を脱いで俺の肩に上着を掛ける
上着を掛けられた理由が分からず、まじまじと上着に視線を向ける
I
Ⅴ
I
Ⅴ
一方的に好かれることが多い。悪いと言われても好かれるのは仕方がない。
I
I
Ⅴ
手渡された鏡を受け取り、服を捲って肌を見る。隠せない量の赤い跡の多さに頬が色付く
Ⅴ
I
Ⅴ
Ⅴ
I
Ⅴ
I
I
Ⅲ
I
Ⅲ
I
Ⅲ
I
Ⅲ
I
無防備に口を開ける。食べさせてもらえないと、不思議そうに首を傾げる
Ⅲ
I
I
Ⅲ
Ⅲ
I
Ⅲ
Ⅴ
Ⅲ
Ⅴ
Ⅲ
Ⅴ
Ⅲ
だから“捨てないで“と懇願しそうになった言葉を声に出さず無理矢理飲み込む
縋ってしまえば、きっと何も変わらない。弱いままの自分を肯定するだけになってしまう
だからせめて、二人と過ごしているこの時間だけは……必死に手を伸ばさなくても、自然と傍にいさせてほしいと願ってしまう
I
Ⅲ
Ⅲ
ふわりと体が抱き上げられた瞬間、咄嗟に甘ったるい声が喉から零れ落ちた
Ⅲ
I
I
Ⅲ
そっと恋人を腕から下ろし、優しくソファーへと座らせる
I
Ⅲ
目線を合わす為にその場にしゃがみ込む。ふわりとした癖っ毛が肌に触れ、少しくすぐったい
I
Ⅲ
髪を押さえ、離れようとする彼の手を掴んで引き寄せる。
I
Ⅲ
掴まれた腕に手を添え、彼はからかうように顔を近づける
Ⅲ
I
I
I
Ⅲ
I
Ⅲ
ソファーに座っている彼は手招きをする。行くか悩んでいる間に、彼は腕をつかんで引き寄せる。
I
Ⅲ
からかうように顔を近づけ囁かれる。赤く染まった頬を見たいのだろうが、羞恥心よりも別のことに興味を唆られる。
I
Ⅲ
I
呼吸の合間に零れる声に胸を掻き立てられ、もっとそれを聞きたくて、そっと柔らかな体へと手を伸ばした。
Ⅲ
I
I
柔らかな耳を一撫でし、熱を帯びた手をそっと離す。
きょとんとした瞳は、だぼっとした服の合間に手を入れられると、大きく見開く。
Ⅲ
I
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
I
Ⅲ
I
胸元をまさぐり続けると、段々彼の緩まった口元から甘美な声が漏れる。
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
胸元の先端を舐めると、彼は瞳に涙を溜めながら制止の声を出す
Ⅲ
I
Ⅲ
I
Ⅲ
キッチンで料理を進める彼に視線を向け、彼の元に行き、助けを求める。
Ⅴ
I
Ⅴ
I
I
I
欠伸を浮かべる子供の肌から唇を離し、所有の跡が付いたかを確認する。
Ⅲ
Ⅴ
頬を赤く染め、恥じらいながら遠慮気味に唇を当てる
I
Ⅲ
身じろぐ彼を手で抑え込み、彼の隣に座り込む
I
Ⅲ
暖かい空気。赤い跡にほっとする彼の横顔に、羨ましいという感情を抱いた後、瞼を閉じる
I
二人が優しく頭を撫でられ安心する。この心地良さを手離したくない
IV
予め用意した服を着て、自信気に恋人に真新しい服を見せる
VI
VI
IV
沈黙が怖くて、恋人の感想を待たずに口を開く。
IV
IV
VI
IV
「待って」の一言で言葉を遮る不安の気持ちのまま次の言葉を待つ
VI
VI
褒め言葉一つで、自分でも驚くほど簡単に顔が綻んでしまう。恋人の小さな体を抱き寄せ、力いっぱいに抱きしめた。
IV
VI
IV
VI
指先に触れる、彼の温もり。たったそれだけで、心臓の音が耳元まで煩く響き出す
VI
VI
触るだけで心臓が痛い程、脈打つ。照れる表情の彼に頬が緩む
心地よい体温をずっと繋ぎ止めておきたくて、迷わずその手を掴み返した
VI
じわじわと色付く頬。恋人の照れた表情に頬が綻ぶ。この愛らしい姿を前に、踏み止まれるような強さは持ち合わせていなかった。
VI
そっと頬に唇を寄せ、ゆっくりと顔を離すと、恋人は瞳を見開く。赤らんでいた頬を更に鮮やかな赤色に染まる
VI
IV
屈託のない笑顔を浮かべ、俺の代わりに唇付けをしようと背伸びをする
IV
VI
IV
VI
IV
IV
IV
VI
VI
IV
IV
IV
至近距離まで顔を寄せ、唇を押し当てる。色付いた頬に興味があるのか、触れたそうに視線を向ける
VI
IV
VI
IV
IV
VI
VI
IV
IV
くだらない独占欲。自分だけを見てほしいのに彼を惹きつける方法を知らない
VI
IV
顔を逸らし、高鳴る心音を落ち着かせる為に、呼吸を整える。
整えた呼吸と共に、恋人の頬に手を添えて慣れないお強請りをしてみる
IV
VI
IV
言い出した途端、喉の奥が熱くなり、鼓動が早くなる。ドクンドクンと脈打つ胸元に手を当て、呼吸を整える。
VI
IV
Ⅲ
Ⅴ
Ⅲ
Ⅴ
Ⅲ
赤らんだ頬を隠すように、服の袖を唇に押し当てる
恋人の震える唇から漏れ出たのは突き放すような、けれど甘い響きを含んだ独り言だった。
Ⅴ
I
Ⅲ
視界に入った瞬間、躊躇なく抱きついてくるその無邪気さには、いつも手を焼く。でも、自分だけに向けられる視線が愛おしくなり結局は甘やかしてしまう
Ⅲ
I
Ⅲ
呆れ混じりに諭しても、腕に回された力は一向に緩まない。困ったものだと溜息をつきつつも、彼のことをどこか拒みきれない自分がいる。
拒めないなら引き剥がして貰おうと、彼の保護者代わりの彼に声をかける
Ⅲ
Ⅴ
Ⅲ
Ⅴ
純粋無垢。そんな言葉がしっくりくる素直さと子供らしさが残っている
食事をしている間も嬉々として腕に抱き着いて離れてくれなかった
子供を無理矢理引き剥がして部屋に戻り、寝る準備を進める
恋人が部屋を尋ねて来たようで、ノックに返事をした後、部屋のドアを開ける。
Ⅲ
I
Ⅲ
I
I
Ⅲ
元恋人との思い出が残っている首輪。 嬲る為の拘束具を見て、所有されていることに安心する自分が居る
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
未練がまだある。そう言いたいのに…触れる指先のせいで、最後まで言えなかった。
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
I
I
不慣れな手つきで首輪をはめ、その金具にゆっくりとチェーンを通していく
着けたことを確認して首元から手が離れると、触れていた指先の熱だけが、名残惜しげに肌に残った。
I
Ⅲ
お世辞でも、「可愛い」と言われるのは嬉しかった。肌を撫でられ、さらに頬が赤く色づく。
Ⅲ
I
Ⅴ
I
Ⅴ
I
Ⅴ
I
服の裾を掴んで、「駄目ですか」と上目遣いで言う彼。彼女がお願いに弱いのを知っていてやっているのが達が悪い
Ⅴ
I
I
Ⅲ
I
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
I
Ⅲ
恋人繋ぎをすると、まだまだ頬を赤らめる恋人を眺めるのも悪くない
兄とは違う優しい彼と付き合うことに照れくささを感じるが、これから先、傍に居れば時期に慣れるだろう。
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
I
I
Ⅲ
I
いや、慣れへんわ。無理やろこんなん…
惚れた弱みと言ったらいいのだろうか…りうらの子供っぽい所も、時々見せる雄の顔が愛おしいと思ってしまう
「仕舞って」いた気持ちを自覚すると、彼の何気ない行動にも照れてしまう。
IV
IV
柔らかい唇の感触。啄むようにキスをして唇を離す度、銀の糸が名残惜しそうにゆっくりと切れる。
唇に残った体温。握られた手に力を込め、恋人の行為を受け入れる
IV
吐息を漏らせば、恋人は離した唇を再び重ねる。舌先を絡める口付けに、頬と体の体温が上がる。
IV
IV
数回キスを終えると、衣服の中に彼の手が入ったタイミングで、手を掴み名前を呼ぶ。
IV
恋人から距離を空け、乱れた衣服を整える。不満気な恋人には申し訳ないが、行為を全て受け入れることは出来ない。
IV
後退って彼から逃れようとするも、彼は指先を絡め俺の体に顔を近づける
VI
IV
匂いを嗅ぎ終えた彼は、胸元に顔を埋め甘えてくる
不慣れな手で頭を撫でる。髪を掬い上げ、唇を当てる。擽ったそうに頬を緩ませる彼の表情に胸が高鳴る
高鳴った頬を抑える。首筋に吸い付き、所有の跡を付けて彼を押し倒す
IV
顔を覆う手に触れ顔を覗く。顔を覗くと赤い頬、泣き腫らした瞳を確認することが出来た
IV
VI
IV
様子を伺いながら彼女の頬を撫でる。撫でる手に触れ、首を横に振る。
VI
VI
IV
IV
IV
VI
IV
続けて言おうとした、「捨てないで」という言葉を呑み込む。
微笑む彼女の優しい包容力が好きなのだと再認識する。
VI
IV
VI
IV
ティッシュを受け取って鼻をかむ。目尻に浮かぶ涙を服の袖で軽く拭う
IV
VI
IV
VI
IV
言葉を信じきれない不器用な捻くれ者が愛されるのは、そう簡単なことじゃない
VI
IV
不安な気持ちのままで隣にいてもいいのだろうか。そう悩んでいると、様子を見ていた彼は手を絡めた
暖かい眼差しと触れる手のひらを失いたくない。好意を伝えてくれる恋人を手放せない
「恋愛」なんて承認欲求を美化しただけの言葉だ
俺にとっての「恋愛」はただの依存だ。恋人を縛り付けた、ただの“共依存“だ
IV
VI
IV
IV
嫌だと言っても、触れるのを怖がられても、彼の傍に居たい
朝。カーテンの隙間から入り込む自然光で目が覚める。
ぼやけた視界で辺りを見渡し、桃色の髪の彼を見つける
IV
IV
IV
電話をする彼の服の袖を引くと、彼は驚いたのか瞳孔を大きく見開く
IV
VI
VI
言おうする言葉に対する彼の反応が怖い。言って嫌われないか、捨てれないかの不安が募る
言葉を飲み込み唇を固く閉じる。真っ直ぐ向けていた彼から、視線を逸らしている間も指先が細かく震える
IV
震える指先に手を添える。優しい触れ方に驚いている俺を気にせず、吸い込んだ煙をゆっくり吐き出す。
IV
VI
VI
視界に映る桃色の髪。戸惑っている俺に、おずおずと顔を近づけ、唇を重ねる
頬に落ちる髪を白魚の指で掬い上げ、耳にかけた後、舌を絡めて深く触れ合う口付けを落とす
口内に広がるニコチンの味に脳がくらりとふらつく。彼自身の甘い桃の香りに浮かされたのか、頬が紅潮する
腕を伸ばして彼の首筋にしがみつくことで精一杯で、嬌声を上げることが出来ない
満足させたいのに…と。彼にされるがままな自分を心の中で叱責する
VI
IV
IV
IV
柔らかい唇の感触。キスの合間に「好きだよ」と甘い言葉を耳元で囁く
IV
柔らかな肌の感触、触れる暖かな手の温もりを手放したくない。指先を絡めると嬉しそうに微笑む
VI
IV
IV
IV
褒められ慣れていない彼の手を掴んで 、また「かっこいい」と口にする
視線を逸らす彼の前では「かっこいい」というのは、暫くは「仕舞って」置こう。
VI
IV