さくしゃ
さくしゃ
慌てて首を押さえる
少量だが出血してしまっているようだった
武道
恐る恐る聞くと
千冬
とけろっと返された
武道
千冬
武道
こんなことヒナにバレたら…!!!!
どうしてだよ千冬…!
俺の事応援してくれたじゃねぇか…!
一かバチか、腕に渾身の力を込めてみる
が、ビクともしない
くっっそこの馬鹿力めっ!!
子供の体という面もあるが力は遠く及ばななかった
今度は襟足付近に千冬の唇の感触が伝わる
武道
先程とは違うチクッとした痛みが走った後、触れた部分が熱くなった
千冬
武道
彼は聞く耳を持たず次々に身体に赤い花を咲かせていく
武道
不幸なことに、灰谷兄弟に触られた箇所の感触が千冬の唇によって再び蘇る
千冬
千冬
さらなる不幸が連なり、灰谷兄弟につけられた痕が千冬に気付かれてしまった
まずい…!
武道
千冬
千冬
力が込められた千冬の指の爪がくい込んで痛む
武道
千冬
千冬
千冬
千冬
武道
千冬
千冬
千冬
武道
千冬の顔が近づけられる
これってまさか、キス!?
唇が触れ合おうとした瞬間だった
一虎
武道
俺と千冬の顔の間にマニュアルが入ったバインダーが挟まる
武道
すんでの所で唇は一虎くんによって拒まれた
千冬
一虎
一虎
千冬
一虎
なんか修羅場…??
武道
千冬
一虎
武道
どうやら俺の出る幕ではないようだ
千冬
一虎
千冬
一虎
一虎
試すように一虎は千冬を見つめる
千冬
一虎
一虎
千冬
…全部、見られてたんだ
言い逃れが出来ない状況下で冷や汗が垂れる
一虎くんは昔から感が鋭かったため、今回の事は全てバレているのだろう
言い訳をしても無駄だ
武道
武道
武道
武道
千冬
武道
一虎
武道
武道
とりあえずこの2人を引き離さなきゃ!!
千冬
千冬
武道
千冬
バタン!
千冬の背中をぐいぐい押して部屋から追い出してドアを閉める
今度は一虎くんと俺だけになる
千冬がなんであんな事したのかは分かんないけど、
今は一虎くんと話すことの方が重要だ!!
武道
一虎
武道
武道
うお!思ったより聞き分けが良い!絶対突っ込んでくると思った…!
一虎
一虎
武道
彼は俺の両手首を掴み、上目遣いでコテンと頭を横に傾げてきた
コメント
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ばなとらー!
一虎くん貴方浮気かしr))殴