微 暴力 表現 〇 夢キャラ 出てきます。 地雷さん 🔙 start
義母
急に 怒鳴られて 熱い茶を かけられる。
義母
義母
黄
そう言い、 いつもと同じように、蒲公英の青年は、 畳に 頭を付けて、小さく小さく 縮こまり、 刺激を 与えないように … と 。
これが 日常 だった。
受け入れていた。 これが 俺の人生 なんだと。
使用人
使用人
義母
そうして、蒲公英の青年は 顔を上げる。 ただし、視線は 畳のままで 、 合わせないように。
使用人
義母
使用人
久しぶりに 聞いた 名前に、視線を上げる。 父上が お呼びということは 滅多にない。
黄
とうとう ここを 追い出されるのだろうか 。
少し 年季の 入った 廊下を 音もなく歩く。
普段は あまり通ることも 無いためか、 それとも、父上に 呼ばれたからなのか、 身体が 強ばる。
義母
小声で 呟き、義母は 部屋に入る。
こんな みすぼらしい 奴と、 一緒に入りなく なかったのだろう。
つくづく、俺のことが 嫌いで 憎らしいのだと、実感する。
黄
「入れ」
入室許可 を得て、 正座のまま 一度 小さく 襖を開け、 失礼します、と小さく呟き 中に入る。
入った 部屋には、家族全員が 揃っていた。
蒲公英の青年が 座ったのを 確認すると、 当主 は 話し始める。
当主
話の 内容を 理解した 瞬間、 空気が ピリついたのが 分かった。
当主
当主
綺桜
綺桜
ほんの少しだけ、けれども あるはずないと。 心のどこかで 分かっていたはずなのに、… 苦しい。
当主
当主
やはり、追い出されるんだな。 この家には、もう 俺は 用済みらしい。
当主
黄
部屋に戻り、襖を開く。 すると、そこには キメ細やかに仕立てられた、 向日葵の着物が 置かれていた。
黄
流石に 翡翠家の 嫁入りに、 みすぼらしい あのような 着物は、 失礼だと思ったので あろう。
黄
俺は、遊摺部家の ” 恥 ” なのだから。
黄
遊摺部 晃(ゆするべ あきら) 遊摺部家 長男 19 歳 本編の表記 ⇝ 蒲公英の青年 ※ 蒲公英 (たんぽぽ)
綺桜
遊摺部 綺桜 (ゆするべ きお) 遊摺部家 次男 時期 当主。 17歳
義母
遊摺部家 奥方 綺桜の 母 晃の 義母
当主
遊摺部家 現当主。 綺桜の 父 晃の 父
※ 難しい 漢字 読み方 翡翠 (ひすい) 蒲公英 (たんぽぽ) 明朝 (みょうちょう)『意味』明日の 早朝 襖 (ふすま) 遊摺部 (ゆするべ) 綺桜 (きお) 晃 (あきら)
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コメント
6件
初コメです! もしかして、名前出していいかわからないんですけど(ダメそうだったらこのコメ消すのでお申し付けください!)桃愛璉さんの金花読まれてます?! もしそうだったらなんだか嬉しいです この作品も続き楽しみに待ってます
楽しみっ!!!✨️✨️