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前回のあらすじ
梨花と奈伊亜がイトスギの診察を受けに行った
瑠夏
瑠夏
瑠夏
我慢の限界に達したからか、瑠夏は部屋を出ようとベッドを降りる
そしてドアを開けようと、ドアノブに手をかけようとした
その瞬間、ガチャッと音と共に目の前の扉が開き、イトスギが姿を現した
イトスギ
イトスギ
瑠夏は、目を見開いてこちらを見るイトスギに淡々と言葉を発する
瑠夏
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
イトスギ
瑠夏
瑠夏の表情がみるみる険しくなっていく
イトスギはまぁまぁと瑠夏を宥め、なんやかんやありつつ何とか瑠夏を椅子の方へ座らせる
瑠夏
イトスギ
瑠夏
イトスギ
瑠夏
瑠夏
イトスギ
面倒そうな雰囲気を全面に出しながらも、瑠夏の態度を見て、イトスギは渋々口を開いた
イトスギ
瑠夏
瑠夏
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
瑠夏
それで…と話を展開させようとしているイトスギに、改めて向き直って話を聞く
イトスギ
瑠夏
イトスギ
瑠夏は少し俯いて、ため息を吐く
2人に毒が与えられていた事、ましてやそれが自身にまで及び、こうしている間も身体を蝕んでいる事
自分はまだ間に合うが、2人は……処置が困難を極める事
考えれば考えるほど、思考が最悪を映し出し、瑠夏は頭を振った
瑠夏
瑠夏
治療が難しいと言うだけで、可能性はゼロではない
瑠夏はイトスギに縋るように疑問をぶつけた
イトスギは少し黙って、ゆっくり言葉を発した
イトスギ
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
瑠夏
瑠夏
イトスギ
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
瑠夏
瑠夏
イトスギ
瑠夏
イトスギが口を三日月型にし、にんまりと笑う
その様子に瑠夏は頭を抱えた
瑠夏
イトスギ
瑠夏
イトスギ
瑠夏
瑠夏
イトスギ
瑠夏
イトスギ
瑠夏
瑠夏
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
うんうん唸ってこちらの様子を伺うようにチラチラ瑠夏の方を見る
それに少しイラッと来たのか、瑠夏は食い気味にイトスギに突っかかった
瑠夏
イトスギ
イトスギ
イトスギ
あの子ら、死ぬで
空気が、息が、一瞬にして張り詰め、緊迫した状態に陥るのをひしひしと感じる
まるでこの場のみが他と区切られ、異次元になったような気さえしてくる
その証拠に、瑠夏はドクドクと、自身の心臓が脈打つ音しか耳に入らなくなっていた
2人を治せば代償として2人が死ぬ
瑠夏にはこれだけで十分だった
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
イトスギ
瑠夏
瑠夏
イトスギ
瑠夏
瑠夏
瑠夏の手にぎゅっと力が入る
手に力を入れすぎて、爪が掌にくい込んでいるように見えた
おそらく無意識的にしているのだろう、でなければあそこまで力を入れる前に痛みで脳のストッパーが掛かるはずだ
そんな瑠夏を横目に、イトスギは話を続ける
イトスギ
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
イトスギ
イトスギ
イトスギが真っ直ぐ瑠夏を見る
その瞳には何処か懸念や疑いが含まれているようだった
瑠夏はイトスギをしっかりと捉え、芯のある声で発言する
瑠夏
瑠夏
瑠夏
瑠夏
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
瑠夏
瑠夏
イトスギ
瑠夏
瑠夏
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
はぁ、と一息つくイトスギを横目に瑠夏は思考を巡らせる
瑠夏
瑠夏
瑠夏
その言葉にピクリと肩を揺らして反応を示すと、イトスギがこちらに顔を向けた
聞き取りにくく、かなり小さめに呟いていたと思うのだが…
瑠夏
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
イトスギ
そう言って細々と説教じみた感じで話を聞いていると、ふと思い出した
こいつ、エアリーと奈伊亜にも似ていると
ボケたり滑ったりすんのは白髪厨二メッシュで、説明の感じは奈伊亜のようだった
イトスギ
瑠夏
イトスギ
瑠夏
これ以上はボケられなさそうなので、瑠夏は話を聞くことに徹するとした
話を聞いてわかったが、薬草類は今本当に希少価値が高いらしい
過去、城の管理局から盗みを働こうとした局員がいたらしく、そこから管理局のセキュリティが1層固くなったらしい
イトスギ曰くセキュリティを固くしたため、管理局上層部のみにしか薬草類が流通しておらず、そこで閉鎖状態なのだとか
ちなみに価格を聞いたが、買うとなると軽く億は固くないため、入手するならやはり管理局とのラインが必須だ
ただ、そこはイトスギが協力してくれるそうなので問題はない
少し言い淀んだり、表情が曇ったりしていたのが気になるが…本当に大丈夫か?
イトスギ
瑠夏
瑠夏
イトスギ
瑠夏
イトスギ
瑠夏
瑠夏
イトスギ
イトスギ
瑠夏
イトスギ
瑠夏
瑠夏
イトスギ
瑠夏
イトスギ
瑠夏
そんな心の叫びも虚しく、瑠夏は無理やり外へ引っ張り出され、家には梨花と奈伊亜しか残っていない
…梨花と奈伊亜しか居ないのだ
トントントン
と、何度も戸を叩く音が家全体に響き渡った
イトスギ
あれから数十分歩いて、ようやく目的地に着いたらしい
無理やり外に出されたことに不貞腐れていた瑠夏は、そっと顔を上げる
瑠夏
目の前には巨大な門、そしてその先に広がる庭園と煌びやかな屋敷が威厳を放ち、佇んでいた
to be continued
すみません、画像が無かったです…(泣)こんな雰囲気だと思って頂ければ…
コメント
6件
イトスギさてはヤブ医者だな?😒
入院している患者を無理やり外に連れ出し城に連れていく…医者のすることじゃない…