懐中時計
機械式腕時計
懐中時計が声をかけると、 機械式腕時計は顔をしかめつつ 言った。
懐中時計
機械式腕時計
彼女はそう言ってそっぽを向く。
懐中時計
機械式腕時計
懐中時計は肩をすくめると、 用件を口にした。
懐中時計
機械式腕時計
懐中時計
彼の回答に機械式腕時計の 目つきが変わる。
しかし懐中時計は敢えて それを指摘しなかった。
誤魔化されるのを わかっていたからだ。
機械式腕時計
懐中時計
それを聞いた彼女は 溜め息を零し、語り始めた。
機械式腕時計
懐中時計
懐中時計の問いかけに 機械式腕時計は首を横に振る。
機械式腕時計
懐中時計
機械式腕時計
懐中時計
機械式腕時計は小さく頷いた。
懐中時計
怒鳴った懐中時計は 腕を震わせていた。
対する機械式腕時計は 無言で俯いている。
懐中時計
機械式腕時計
懐中時計
機械式腕時計
懐中時計
機械式腕時計
懐中時計が去った後、 機械式腕時計は苦しそうに呟いた。
機械式腕時計
その言葉は陰で様子を見ていた クオーツの耳にも届いていた。
コメント
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2話きたー!! 敵対した理由はこれのためか!って思ったけど、最後に言ってたことが本音かなぁ 兄弟での差って辛いよなぁ