朝、見慣れない人が横で横たわっていた
しかも猫耳としっぽが着いていた。
昨日は猫の冬弥と寝ていたのだが…冬弥は何処に??
??
んー…
そいつは起きたようでゆっくりと起きた
彰人
あ、あの、貴方は…?
??
…え?…ど、どうしよ…(プルプル)
俺が問いかけるとそいつはプルプルと震えた
彰人
だ、大丈夫ですか…??
俺がそう言うとドタドタと足音が聞こえた
??
冬弥…!
彰人
はっ!?
俺は目を丸くした
ドアの向こうからまた知らない人がでてきたからだ。
しかも冬弥の名前を呼んだ。 …もしかして…こいつが…?
類(猫)
冬弥!!
冬弥(猫)
類…!
きっとそうだと確信した。 絶対人間になった冬弥と類だと思った
類(猫)
…大丈夫、大丈夫だから…僕が守ってあげる…
冬弥(猫)
…類…(ギュッ)
2人はお互いを安心させるように抱き合った
司
彰人!類が!!
司も慌ててこっちに来た。 やはりあれは類なんだなと確信した
冬弥(猫)
…(プルプル)
類(猫)
…大丈夫…前みたいな事はさせないから…
ん?今なんといった…?? “前みたいな事”?
彰人
な、なぁ…お前らは…冬弥と類?
冬弥(猫)
…!!
類(猫)
…そうだよ…(ジッ)
やはり…。まさか人間になれるとは思わなかった
司
…なぁ、どうして…類達が人間に?
類(猫)
…!
彰人
ちょ、直接言う!?
冬弥(猫)
ぁ…ぅ…。
類(猫)
…冬弥、言いたくないのなら言わなくていいよ…?
冬弥(猫)
い、…う、…二人…なら…安心…するかも…
類(猫)
…そっか。
彰人
ゆっくりでいいからいいか?
冬弥(猫)
……(コクッ)
ゆっくりと頷くと冬弥は少し口を開いた
冬弥(猫)
…前の…家の人に…色々させられて…こうなって…しまった。
冬弥(猫)
……暴力とかも…されたから…人間が怖い…
司
…!!
彰人
…!!
俺達はぎゅっと抱き締めた
冬弥(猫)
!!
類(猫)
!?
司
大変だったな…俺達はそんなことをさせない
彰人
司の言う通りだ、俺たちの所で一緒に平和に暮らそ?
類(猫)
…(ポロポロ)
俺たちの言葉を聞いて類から涙が出た。
きっとずっと冬弥を守っていたから冬弥が傷つけないとわかりそれから開放されるのだと思って安心してるんだろう
彰人
もう大丈夫だ。
司
一緒に暮らそう!類!冬弥!
類(猫)
僕はいいよ?冬弥は?
冬弥(猫)
…俺も…いいよ
彰人
ありがとうな?二人とも
そして平和暮らしましたとさ
❦ℯꫛᎴ❧