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月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
注意！！ ・地雷さんは今すぐUターン！ ・まろにきが付き合ってます ・まろにきの朝チュンです(夜の内容や直接的な表現はほぼ0なので大丈夫かと思われます) ・nmmn ・ご本人様方とは何も関係のないフィクションです ・口調&キャラ崩壊あり ・通報❌
月見。
目を覚ますと、愛しい人の寝顔がそこにあった。
何度か瞬きをして、それが夢でないことを実感する。初めてじゃないしこういうことは今までにもして来ているけど、こんなに幸せだとやっぱり夢なんじゃないかと錯覚してしまう。
愛しいその頬を優しく撫でると、ぴく、と睫毛が動き、ゆっくりと上げられた瞼からその綺麗な目と目が合う。
If
ふるふる、首を横に振ってくる。動いたことでその髪の毛がするりと肌の上を滑り落ちた。
かわいいなぁ、なんて思いながら、俺は笑いかけた。
If
悠佑
ピシリ、俺は文字通り石のように固まった。
そして、自分が昨日したこと。昨晩の事の激しさを思い出し、俺は青ざめた。
If
返事も聞かず、俺は寝室を飛び出した。
If
悠佑
水が入ったコップを持って大慌てで部屋に戻ると、あにきが何やら大爆笑していた。
どれだけ笑っていたのか目に涙を浮かべている。そんなところもかわいい。
悠佑
あにきにそう言われ、俺はこの日初めてちゃんと自分の姿を見た。あ、と口を開く。俺は服を一枚もまとっていなかった。
あにきの聞いたことがないようなガラガラの掠れた声を聞いて焦って、自分の格好なんて考えていなかった。これは随分滑稽というか、絵面やばいな。放送事故や。
悠佑
If
その喉と爆笑が相まって咳き込み始めたあにきに、慌てて水を手渡す。
悠佑
水を飲んだあにきは、俺を見て首を傾げた。
俺？絶賛ベッドのそばで土下座中ですけど。あ、服は着たから。
If
悠佑
If
悠佑
悠佑
If
悠佑
と、俺の手を引いて立たせようとする為だろう。あにきがベッドを降りてこっちへ歩いてこようと立ち上がった。
すとん。
そんな音が聞こえそうだった。と言うか多分聞こえた。
立ち上がった途端、あにきの膝はかくんと折れ、そのままあにきはぺたりと床に座り込んだ。
If
本人も相当驚いたのだろう。ぱちくりと目をまんまるにして、あにきは呆然としている。
悠佑
あにきはベッドの端に手をかけ、立ちあがろうとした。が、腰が痛くて下半身に上手く力が入らないのか立ち上がれなかった。
･･･絶対昨日の行為が原因だ。俺にはすぐに分かった。
If
悠佑
だん、と額を床に付ければ、あにきにべしっと頭を叩かれる。
If
悠佑
悠佑
If
あにきは優しい。俺の無茶に付き合ってこんなことになっても文句一つ言わない。
If
悠佑
If
そう声高に宣言した俺を、あにきはぽかんと見つめた。
悠佑
と、笑顔で言うあにき。思わず血を吐きそうになった。なんだこのかわいい生き物。ああ俺の恋人か。
If
悠佑
If
悠佑
俺の圧に負けたあにきが頷く。そうと決まれば、と俺はあにきの体を抱え上げた。
悠佑
If
悠佑
If
悠佑
If
これは見栄を張っているとか、そういうのではない。純粋に、本当に重くない。筋肉があっても、あにきは元々細い方だと思うし、最近Twitterでも痩せたと言っていた。食事制限は否定しないし、あにきのことだからバランスとかちゃんと考えてるんだろうけど、それでも少し心配なんだよな。
If
そう言ってベッドに下ろすと、あにきは不服そうにじと目で俺を見つめてきた。
悠佑
If
あにきは以前無理をし過ぎて体調を崩し倒れたことがあった。その話をすると長くなるから割愛するが、あの時はマジで心臓が止まるかと思った。
悠佑
If
悠佑
何も言い返せなくなったあにきが、気まずそうに口を閉ざした。申し訳無さがあるのだろう。なんだか垂れている耳が見える。かわいい。
If
悠佑
するりとその頬を撫でれば、目を瞑り猫の様に擦り寄ってくる彼が愛おしい。
If
悠佑
If
愛おしさに胸をいっぱいにしながら、その頭を撫でる。
そうして今日も幸せな一日の始まりを噛み締めながら、俺は寝室を出た。
パタン、と閉まった扉に、ふっと口元が緩み息が漏れた。
いつになく慌てていたまろに、朝から大爆笑してしまった。だって、素っ裸で部屋を飛び出して行くんやから、笑わずにはいられへんやろ。
至って本人は大真面目で、かなり罪悪感を感じている様だったが、そんなこと全然気にしていなかった。
いつもの優しい彼も好きだが、昨夜の余裕なさげな彼も、案外嫌いじゃないのだ。
なんて、恥ずかしいから口にはしないが。
美味しそうな朝食の匂いが、ほんのりと寝室まで運ばれてくる。
悠佑
頭や頬を撫でてくるそのひどく優しい表情を思い出しては、俺は、へへ、なんて間抜けな声を出して笑って、緩んだ表情を隠す様に布団にくるまった。
今日も幸せな一日が始まる。
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