貧乏な俺の家には
借金がある
それを返済する為に俺は
地主である 広瀬家の手伝いとして
働きに出た
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬家の当主は
隆春(たかはる)という 20歳の若い男だった
朗らかで
いつも笑顔な優男…
正直
お坊ちゃんは嫌いだ
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
隆春さんは
朝早く起きて朝食を食べ…
庭を散歩しながら
俺に話しかける
俺の生い立ちや
両親の話しを聞きたがる
貧乏話しの何が面白いのか…
そして
学校に行けない俺に
勉強や雑学を教えてくれる
ここで働いて3ヶ月…
意外と
居心地が良い
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
『俺も同じ気持ち』
そんな事
口が裂けても 言えるわけが無い
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
嬉しい
でも
何を言えば良いか
分からない
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
建治
建治
建治
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
顔が
身体が
心が
熱い
それから隆春さんは
俺を色んな場所に 連れて行ってくれた
それは、とても
楽しい時間
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
隆春さんが
そっと手を繋いでくれた
その手のぬくもりを
忘れる事は無いだろう
建治
母
建治
母
母
建治
母
建治
母
母
建治
建治
建治
母
母
建治
母
母
建治
『君の考えが聞きたいな』
『君が可愛くて仕方ない』
『僕は…君が好きだよ』
目眩が…する
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
建治
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
建治
広瀬 隆春
建治
建治
建治
建治
広瀬 隆春
広瀬 隆春
広瀬 隆春
隆春さんの言葉を振り切り 走った
好き…
隆春さんが好き
でも
俺はジョバンニだ
銀河鉄道に乗り
旅をして
いきなり現実に引き戻された
それで良い…
住む世界が違った
幸せな夢を見ていたと 思えば良い
これからは自分の人生を
生きなければならない
さようなら
さようなら
俺は自分にそう 言い聞かせて
夜の闇の中を
走った
コメント
25件
とても切なくて 素敵なお話でした…😢✨
久しぶりのBLです。 隆春を優しい雰囲気で書きましたが、建治の為に自分の地位を捨てる事もせず、『女性と結婚するけど建治も欲しい』という我儘でズルい大人なのです。 建治は悪い大人に引っかからず良かった。と思って頂けたら幸いです。