ある日の朝。
俺ー永瀬廉ーが目を覚ますと知らない館にいた。
廉
ここ、どこ!?
岸
え!何!?ここ!!
紫耀
ふわぁぁ
紫耀
Σ(゚д゚)ハッ
紫耀
え、どこ。ここ
Dr.JIN
やあやあ、皆さん。
海人
は!!え、誰々誰!?!?
Dr.JIN
よくぞ聞いてくれました!!
Dr.JIN
僕の名前はDr.JIN。
Dr.JIN
皆様をこの『ナイトメア館』にお連れした、張本人でございます。
廉
何そのまんまな名前!!
廉
それにしてもなんやここ!!
廉
出てってやるっ!!
そうやって俺は近くの扉に向かい、ドアを開けようとするが……
廉
あ……開かない!?
Dr.JIN
逃げようと思っても無駄ですよ。
Dr.JIN
俺……こほん、僕が用意した怪異体験を全て体験していただくまでは。
海人
怪異!?
紫耀
え、俺、無理っ!!!
岸
……え、無理。
Dr.JIN
それでは最高レベルに設定いたしましょう。
廉
え、ヤダヤダ(ガクガク)
Dr.JIN
そんなことより右の方から自己紹介を
廉
永瀬廉です。どーも。
紫耀
平野紫耀でーす。
海人
髙橋海人です。
岸
岸優太です。よろです。
Dr.JIN
ではさっそく始めましょう…
廉
いや、早い!!
Dr.JIN
最初は百物語です。
海人
え!?だって百物語って…
百物語(ひゃくものがたり)は、日本の伝統的な怪談会のスタイルのひとつである。 怪談を100話語り終えると、本物の物の怪が現れるとされる。
(引用 Wikipedia様)
紫耀
確かそれ百個終わった後に本物の怪が現れるやつ……
岸
初っ端がこれ!?
廉
無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理………
廉
最後の一つのロウソク……
紫耀
これを消したら(ガクガク)
海人
だっ誰か消してよっ!!
岸
俺は……ちょっと……
Dr.JIN
では私が初回限定で消して差し上げましょう。
廉
何も起こらへんけど……??
紫耀
え……
紫耀さんが振り向いたところを見るとそこには見知らぬ女の人が立っていた。
女の幽霊
アッ……アッ………
岸
何言ってるの……
海人
なに!?怖い…
紫耀
みんなちょっと静かにして!!
女の幽霊
ワタシ…ヲ……コロシテ………
廉
殺しても何もあなた死んどるやん。
紫耀
ああ!!言っちゃダメ!!
女の幽霊
シンデナイ……!!マダ……シンデナイ……!!!!!
廉
はぁ!?
するとそいつは俺の体の上に乗ってきた。
俺は驚いて後ろに倒れてしまう。
幽霊だから軽いとはいえ、圧がすごい。
廉
何……!?
女の幽霊
キサマアアアアアアアアアアアアア
廉
うわぁああああああ
紫耀
コラッ!!辞めろっ!!
女の幽霊
オマエモ、ドウルイ、ユルサナイ!!
岸
俺らが何したってんだよ!!
海人
ちょっと、Dr.JINさん、止めてくださいよ!!
Dr.JIN
俺は手を出せない!君たちでなんとかしろ!
廉
そんなこと言われても……
女の幽霊
コロス……!コロス……!!
廉
包丁!?
岸
ガチ包丁!?
海人
もうやめて!
女の幽霊
マズハオマエダァ‼︎
廉
(くる!!)
紫耀
どりゃあああ!!!
女の幽霊
アダッ!!ア……ワタシノホウチョウ……
海人
危ないよっ!!(包丁を拾う)
岸
これならもう何にもできないでしょ。
紫耀
さーて幽霊さん、座って座って
廉
(紫耀さん……なんか手慣れてるなぁ)
紫耀
あなたは何しに来たの?
女の幽霊
……コロシテモライニキタ
紫耀
いい?人を殺すってことは罪に問われちゃうんだよ。
女の幽霊
ソウナノ?
紫耀
うん、だから『殺して』なんて言っちゃダメ。殺してくれた人も罪に問われて君と同じ思いをするんだよ。
女の幽霊
ワカッタ。ヤメル
女の幽霊
ソノカワリ、ワタシトトモダチニナッテ
紫耀
うん。いいよ。僕、平野紫耀!よろしくね!
廉
紫耀さん!?
海人
何して……!!
紫耀
大丈夫、大丈夫!慣れてるから!!
女の幽霊
ありがとう、紫耀……
Dr.JIN
👏👏👏
Dr.JIN
お見事!早速この第一ステージをクリアされるとは!
廉
お前は……何がしたいん……??
Dr.JIN
バチーン✌️✨
廉
なんやそれ!
海人
廉さん、今は多分言ってくれないよ……
紫耀
ていうか俺、ノリで幽霊とお友達になっちゃったんだけど!?
廉
え、ノリ!?
岸
おおう…
Dr.JIN
まあまあ、皆さん。今日のところはここまでとしましょう。
Dr.JIN
部屋をご用意してありますのでごゆっくりお休みいただいてくださいな。ではまた明日。
Dr.JIN
次回はもっと面白い怪異をお見せしますよ。